2013年12月アーカイブ

 「2013年」この一年、ある時は新聞記事で、また雑誌の評論で、そして送られてくる案内パンフレットで、思い立った時ふらりと見てきた映画。
 それをこの正月にとりとめもないものですが、まとめてみました。


「カミハテ商店」 邦画 1月 京都シネマ
山本起也監督 高橋恵子主演 寺島 進 あがた森魚 他

 山陰の小さな港町上終(かみはて)そこに小さな商店を営む初老の孤独な女性千代(高橋恵子)その商店のそばの断崖絶壁は自殺の名所として知られ、そこを訪れる死を望む人は必ずといって最後にその商店に立ち寄り、千代が焼いたパンを求めていく。
 翻意を促すでもなく、ただ黙ってその死を見詰め、生とはなにか、死とはなにか、とを問題提起している作品でした。
ei1.jpg


「ソハの地下水道」 ポーランド、ドイツ、カナダ合作 1月 京都シネマ
監督 アニエスカ・ホランド 出演 ロベルト・ヴィエツキー ヴィッチ 他
 
 ナチス支配下のポーランド。下水道修理業者のソハは副業として空巣を働く小悪人で、ある日、下水道にナチスゲットーから逃亡し、隠れているユダヤ人の集団を見つける。
 ナチスに密告する前に、ユダヤ人が持っている金を巻上げようと企み、そのまま下水道に匿うことにする。
 何度かナチスに発見されそうになるが、下水道の隅々まで知尽しているソハに助けられる。彼らと接している内に徐々にソハは人間として目覚めていき、生死を彼らと共にするようになる。
 そしてユダヤ人解放の日が訪れ、共に喜びを分ち合う、人間讃歌の映画でした。
ei2.jpg


「レ・ミゼラブル」 イギリス映画 1月  TOHOシネマズ二条 
監督トム・フーバー 出演ヒュー・ジャックマン アン・ハサウェイ 他

 1985年初演以来、ロンドンで今なおロングランを続けミュージカルでお馴染のレ・ミゼラブル。
 その舞台そのまま映画化した、アカデミー賞3部門受賞の作品です。
 ヴィクトル・ユゴーの不朽の名作。格差と貧困に喘ぐ19世紀のフランス社会を舞台にくり広げられるジャン・バルジャンを中心とした自由への解放の物語です。
ei3.jpg



「プンサンケ」 韓国映画 1月 京都シネマ
監督 チョン・ジェホン 出演 ユン・ゲサン キム・ジョンス 他
 
 南北に分断された朝鮮半島。その38度線を越えて韓国と北朝鮮を密かに命を賭して往来する何でも運んでくるという運び屋のプンサンケ。
 両国の秘密情報の争いの渦に巻込まれていく、過酷な運命を描いた作品でした。
ei4.jpg


「声をかくす人」 アメリカ映画 2月 京都シネマ
監督 ロバート・レッドフォード 出演 ジェームス・マカヴォイ ロビン・ライト 他
 
 リンカーン大統領暗殺事件に関与して、女性として始めて死刑となった実在したメアリー・サラットを描いた作品です。
 犯行グループへのアジト提供の罪に問われ、死刑を求刑されても頑として無実を訴え続けながらも絞首刑となった彼女。その弁護を引受けた弁護士フレデリック・エイキンとの絆を絡めて、彼女が何を最後まで守ろうとしたのかを問い掛けています。
ei5.jpg


「東ベルリンから来た女」 ドイツ映画 2月 京都シネマ
監督 クリスティアン・ペッツォルト 出演 ニーナ・ホス ロナルト・ツェアフェルト 他
 
 ベルリンの壁崩壊の9年前、1980年夏、旧東ドイツの田舎町の病院に、西側の移住を申請するが拒否され、大都会から左遷され、秘密警察に監視されながら女医が赴任する。
 彼女には西ベルリンに暮す恋人が存在し、彼の手引きで西側に脱出を図り、その時が刻々と迫ってくる。
 赴任先の同僚医師の優しさと、医師としての使命感に心打たれ心が揺れ動く。
 西側への自由への憧れと、医師として自分の使命感との選択を迫られる。
 最後に彼女がとった行動は観る者の心に感動を与えてくれる映画でした。
ei6.jpg


「ひまわり」邦画 2月 教文センター
監督 及川善弘 出演 長塚京三 須賀健太 能年玲奈 福田紗紀 他
 
 沖縄の基地問題。本当は我々国民一人一人が真剣にどうあるべきかを考えなければいけない問題でしょうが、他人事のように目を逸らしているのが現実です。
 1959年、うるま市に起きたジェット戦闘機墜落事故、多くの死傷者をだし大惨事となりました。
 この問題を真正面から捉えた沖縄の大学生たち、基地の存続によって生活の成立つ人を含めて、私達に沖縄の基地はどうあるべきかを投げ掛けた映画でした。
ei7.JPG



「屋根裏部屋のマリアたち」 フランス映画 3月 京都シネマ
監督 フィリップ・ル・ゲイ 出演 ファブリス・ルキーニ サンドリーヌ・キベルラン 他
 
 パリに暮す、資産家で裕福な中年男性ジャン。一方、同じ建物のその6階の屋根裏部屋に住むメイドたち。彼女たちは軍事政権が支配するスペインから逃れ、メイドとしてパリで働いています。
 新しくやって来た、その内の一人、マリアをメイドとして雇ったジャン、勤勉で有能なマリアを気に入り、それがきっかけで仲間の彼女たちと親しくなる、そして彼女たちと接する内に、本当の幸せとはなにかと思い始める。
 人間の幸せとはなんなのかと観る者に問い掛け、考えさせる映画でした。
ei8.jpg



「千年の愉楽」 邦画 4月 京都シネマ
監督 若松孝二 出演 寺島しのぶ 高良健吾 高岡蒼祐 他
 
 急逝した若松孝二監督追悼映画会として上映された映画です。
 中上建次さんの原作で、三重県尾鷲市須賀利そこを舞台に色事師ややくざなど、土着の因習の中に蠢く若者の生態を描いて、そこに生(性)と死との問題を投げ掛けている映画と思いました。
ei9.jpg


「シャドーダンサー」イギリス、アイルランド共同制作 4月 京都シネマ
監督 ジェームス・マーシュ 出演 アンドレア・ライズブロー クライブ・オーウェン 他
 
 1993年一人息子を育てる、シングルマザーのスコットは北アイルランド共和国(IRA)のメンバーとして活躍していたが、ロンドン爆破事件の容疑者としてイギリス情報局に逮捕され、投獄を免れる替わりにスパイとして働く事を強要される。    シャドーダンサーというコードネームで呼ばれる彼女は、幼い息子を育てる為、やむなくその任につく。
 アイルランド、イギリス両国の対立に翻弄される人々の悲劇を描き、愛する息子を守る為に、スパイとして生きる道を選んだ女性の悲しい物語でした。
ei10.jpg


「二人日和」 邦画  6月  シルクホール
監督 野村恵一 出演 藤村志保 栗塚 旭 賀集利樹 他
 
 難病に冒され余命幾ばくもない妻と、神祇装束の店を営む職人気質の夫との、その日々の暮らしを通して、夫婦の何気ない暖かい思いやりと、固い絆を優しい眼差しで描いた物語です。
 京都本来の風景の中に、主演のお二人を始め、京都在住の縁の人々が演じる、本当の京都人と、市井の暮しが全編に溢れる秀逸の映画でした。
ei11.jpg



「キング・オブ・マンハッタン」 アメリカ映画 6月 京都シネマ
監督 ニコラス・ジャレッキー 出演 リチャード・ギア スーザン・サランドン 他
 
 ニューヨークの大物投資家ロバート・ミラーは、一代で莫大な富と名声を得て、幸せな家庭を築いていたように見えたが、ある投資の失敗から巨額の損失を抱え、愛人の死亡問題など、次々とトラブルに巻込まれて、自滅への道を辿っていく。
 結末はなんだか気分はすっきりしないままに終わってしまったという印象を持ったと、記憶している映画でした。
ei12.jpg



 「偽りなき者」デンマーク映画  6月 京都シネマ
監督 トマス・ヴィンターベア 出演 マッツ・ミケルセン 他
 
 デンマークの片田舎の保育園の教師ルーカス。幼い子供の作り話から、変質者の烙印を押されたルーカスは村八分の扱いを受け、孤立無援の中で自らの潔白を証明しようとして、人間の尊厳と誇りを懸けて苦闘する姿を描いていました。
 僕には最後は何か釈然としないままに、嫌な気分が残った映画となりました。
ei13.jpg


「25年目の弦楽四重奏」 アメリカ映画 7月 京都シネマ
監督 ヤーロン・ジルバーマン 出演 フィリップ・シーモア・ホフマン クリストファ・ウォケン 他
 
 結成して25年を迎えようとしていた弦楽四重奏団。しかし常にまとめ役だったチェリストがパーキンソン病を発病し引退を伝える。
 それをきっかけに、嫉妬やライバル意識、家庭の不和など、いろいろな問題が発生し、完璧だったカルテットに不協和音が鳴り響き、解散の危機に直面するが、最後は新たなメンバーを加えて再出発する。
 人間とは色んな問題と直面しながらも、お互いに妥協して生きていかなければ一人では生きていけない、どう生きるかを問われている物語でした。
ei14.jpg


「ニューヨーク恋人たちの2日間」フランス、ドイツ、ベルギー合作映画 8月 京都シネマ
監督 ジュリー・デルビ 主演 ジュリー・デルビ クリス・ロック 他
 
 ニューヨークで新しい恋人と暮す彼女のもとに、フランスから彼女の家族がやって来て巻き起こる、大騒動の2日間を描いたコメディー映画です。
 新聞評を見て足を運びましたが、小粋な洒落たコメディーには感覚的についていけないのが残念でした。
ei15.jpg


「大統領の料理人」 フランス映画 9月 京都シネマ
監督 クリスチャン・ヴァンサン 出演 カトリーヌ・フロ ジャン・ドルメソン 他
 
 フランス大統領、ミッテランに仕えた、史上唯一の女性料理人ダニエル・デルプエシュの実話をもとに、女性シェフの奮闘を描いた物語でした。
 シェフに就任した彼女は、規律に縛れた官邸の厨房で孤立しながらも、美味しいさを追求し、大統領に提供していく、そしてその料理は大統領の心を捉えていく。
 心のこもった料理を通じて、大統領と料理人が心を通わせ、人間的な温もりを感じさせ、感動を与えてくれる映画でした。
ei16.jpeg


蠢動-しゅんどう-」 邦画 10月  MOVIX京都
監督 三上康雄 出演 平 岳大 若林 豪 さとう珠緒 栗塚 旭 他
 
 亨保年間の山陰因幡藩を舞台に、幕府の密偵として乗り込んできた剣術指南役。
 それを知り、その難局を乗切ろうとする城代家老。
 それぞれの立場から、正義、大義、武士道が交錯する中で藩命と友情の葛藤に苦しみながら、剣友を処断しなければならない武士の姿を描いていました。
 武家社会の不条理をあぶり出した、久し振に見る骨太の時代劇映画でした。
ei17.jpg



「ハンナ・アーレント」 ドイツ、ルクセンブルグ、フランス合作 12月 京都シネマ
監督 マルガレーテ・フォン・トロッタ 出演 バルバラ・スコバ アクセル・ミルベルク 他
 
 ドイツに生まれ、ナチス政権の迫害を逃れてアメリカに亡命した、ユダヤ人政治哲学者ハンナ・アーレントの物語です。
 ナチス戦犯アイヒマンの裁判の傍聴記事を執筆発表し、世界中から激しいバッシングを浴び、特にユダヤ人社会の多くの友人が彼女の元から去っていく。
 それでも、生涯自説を曲げず、信念を貫き通し、強く生きていく姿を描いています。
 僕たちが経験した大東亜戦争、全体主義の中で抵抗し、信念を持って生きていく事の難しさ、人間の持つ弱さを改めて思い返させた映画でした。
ei18.jpeg

 
 思い返し、書いてみて、特に印象に残り素晴らしかったと思える映画は、まず「ソハの地下水道」です。次に「蠢動」そして「ハンナ・アーレント」でした。
 今年はどんな映画に出会えるか楽しみにしています。



「殿様と私」

| コメント(0)
京都労演例会 劇団 文学座公演 「殿様と私」呉竹文化センター 2013年12月15日16日公演
出演者 たかお鷹さん 佐川和正さん 松山愛佳さん 加藤 武さん 寺田路恵さん 富沢亞古さん、他

 時は近代日本の幕開け、鹿鳴館時代、白川子爵(華族令により江戸時代の大名)は鹿鳴館に招待されるがダンスが踊れない。
 そこで、アメリカのカートライト夫人に手解きを受ける羽目に陥るが、そこで始まる、西欧文化と日本文化の衝突を、真面目で、そして可笑しくもある、成り行きの内に、お互いの人間としての信頼関係を築いていくという。
 たかお鷹さん(殿様)加藤 武さん(家老)ベテラン達の皆さんの息の合った俳優陣と、若手俳優さんとの絶妙のアンサンブルでの2時間余の「マキノノゾミ」作の楽しいお芝居でした。

 公演初日には、終演後、お疲れで大変ななか、出演者と観客の交流会が開かれて、楽しい一時を持つことが出来ました。
 このようなことは、演劇鑑賞会ならではの催しであり、創造者である劇団と、受手である観客との相互の信頼関係の上に出来得ることです。
 16日の公演終演後は、舞台装置の解体、搬出をお手伝いしました。

 これはお手伝いの合間に撮った、その時のスナップ写真です。

 

 例会機関誌です。
tono1.jpeg


 白河子爵(殿様)のお部屋です。豪華なしつらえになっています。
tono2.JPG

 
 終演直後の写真です。素晴らしい舞台装置です。
tono3.JPG

 
 ここからまず小道具類の搬出となります。次の公演に支障のないよう気をつけてお手伝いします。
 豪華なソファや机などを搬出します。舞台横から見るとこのような造りとなっています。
tono4.JPG

 
 建て込みの裏側です。
tono5.JPG

 
 小道具類の搬出後、床から撤去します。大道具の方たちがてきぱきと作業を進められていきます。
 各々が持ち場を段取り良く仕事を進められていくのに感心します。
tono6.JPG

 
 殆ど床が撤去され、間仕切りが外されて行きます
tono7.JPG


tono9.JPG

 
 吊り下げられ固定されていた間仕切りが慎重に下ろされています。我々素人は危ないのでしばし休憩状態です。
 その後、指示に従って運搬します。
tono10.JPG

 
 舞台装置が搬出されると、並行して吊り下げてあるライト類を下ろす準備が始まります。
tono11.JPG


tono12.JPG

 
 搬出された道具類はトラックに積込まれていきます。熟練のいる仕事です。上手く収納しないと積み残しが出来る恐れがありますが、そこは百戦錬磨の強者たち、すべての収納物が何処に収まるか頭の中に入っているようで吃驚します。
 それらの積込みが終わると、夜を徹して次の公演地に移動し、また組立が始まります。このように地方を順次訪れて先遣隊の役割を果たしていかれます。大変な仕事だと頭が下ります。
tono13.JPG

 
 暗幕や垂幕、紗幕などとライト類が順次下ってきます
tono14.JPG

 
 怪我をしないように、「ライトを下ろします」と責任者の声が舞台上に響きます。
tono15.JPG


tono16.JPG

 
 凄い数のライト類です。
tono17.JPG

 
 ライト類の取り外しも、昭明さんでないと、素人には手出しは全く出来ません。
tono18.JPG


tono19.JPG

 
 殆ど搬出が終わりに近づくと最後の清掃です。隅から隅まできれいに清掃していきます。
tono20.JPG

 
 客席からの搬出の終わった舞台上を眺めてお暇しました。
tono21.JPG

 舞台というのは本当に総合芸術だという感を深くします。出演者だけでなく、演出家を始め、大道具、小道具、音響、照明、その他多くの裏方さんの努力によって成り立っています。
 そして、その劇場という空間の空気を観客も含め、お互いに共有することによって、良い芝居ができ上がり、感動を分ち合えることができると思います。またこのような舞台装置の設営や、搬出などを見せて頂くことによって、より芝居をみる楽しみが倍加されていくように思います。
 やはり''舞台は楽し''
 鋸山を周遊した僕たちは、楽しみにしていた、「東京湾アクアライン」の「海ほたる」を見物して、羽田へ向かいました。



hotaru.jpeg

 
 テレビ等でお馴染の海ほたるです。
 駐車場からエスカレーターで上がると、そこは売店やレストランなどがあり、海の上のサービスエリアでした。
hotaru1.JPG

 
 展望デッキには、色んなモニュメントが設置されています。
hotaru2.JPG

 
 広い展望デッキです。
hotaru3.JPG

 
 東京湾を俯瞰しています。対岸は川崎市、白いタマゴ形に見えるのは、東京湾アクアトンネルの排気の為の建造物です。
hotaru4.JPG


 これもモニュメントです。
hotaru6.JPG

 
 展望デッキより、レストランや売店の建物を見ています。
hotaru7.JPG

 
 東西の展望デッキへの連絡通路です。
hotaru8.JPG

 
 千葉県の木更津方面の展望デッキです。
hotaru9.jpg

 
 今、通過してきた千葉県の木更津方面の長い長い海上橋です。
hotaru10.JPG

 
 海ほたるの駐車場から川崎方面へ。いよいよここから海底トンネル(東京湾アクアトンネルに入ります)を経由して羽田へ向かいます。
hotaru11.JPG

 かくして天候に恵まれ、房総半島3日間の急ぎ旅は終わりました。
 あっという間でしたが、気の置けない親しい友との旅は、どこへ行ってもどんなところでも、楽しさ一杯の充実した心からの感謝、感激の旅でした。



  館山で一夜を過し、最終日三日目は、まず旅館の近くの洲崎灯台に立ち寄ることとなりました。



 洲崎灯台は小振りながら、朝日に向って孤独に耐えているように映りました。
suzaki1.JPG

 館山湾から東京湾への遠望です。
suzaki2.JPG


 航行する大型貨物船の向こうに富士山の姿が望まれます。
 岩礁に、釣人の姿が幾人か見られました。
suzaki3.JPG

suzaki4.JPG

 サザンカが咲いています。


suzaki5.jpg


 洲崎灯台から、房総フラワーラインを、行き交う車も少なく、快適な海岸沿いの道を、野島埼灯台へ。
nojima1.JPG


 快晴の海岸沿いです。
nojima2.JPG

 
 野島埼灯台の駐車場に車を置き、まず、そばの厳島神社にお参りです。
nojima3.JPG


 恐らく漁民の信仰を集めているのでしょう。良く手入れの行き届いた社殿に拝礼して、隣接の灯台に向かいます。
nojima4.JPG



 房総半島最南端の地、野島崎に立つ白亜の八角形をした大型灯台です。
 辺りは南房総国定公園に指定されています。
nojima6.JPG


 灯台を取り囲むように、ぐるりと一周出来る遊歩道が設置されています。
nojima7.jpg


 遊歩道から、雄大な太平洋が間近に眺められます。
nojima8.JPG


 海岸に打ち寄せられる波浪が砕け散っていました。
nojima9.JPG


nojima10.JPG


 最南端の岩礁から灯台を振返っています。
nojima11.JPG

 
 最南端の記念碑です。
nojima12.jpg

 
 野島埼灯台から、南房総の人気のスポット奇岩名勝の地、鋸山へ。「富津館山道路」を利用して車を進めました。
noko.jpeg


 ロープウエーを利用して一気に(海抜329m)の頂上へ。石を切り出した岩肌が、鋸の刃のように鋭いことから、鋸山の名称が付けられたと言われています。
noko1.JPG


 山頂展望台から、雪を頂く富士山も眺めることが出来ました。
noko2.JPG


 眼下に広がる、東京湾と金谷漁港です。
noko3.JPG


 山頂直下の百尺観音です。
 石切り跡の絶壁に刻まれた、高さ30mの大観音石像です。
noko4.jpg

 
 山頂から10分程下ると、日本寺があります。
 その境内には、高さ31mの日本一の石大仏があります。
noko5.jpg

 
 鋸山の一帯に広がる日本寺の境内には、石大仏を始めとして、東海千五百羅漢(千葉県指定名勝)が、そこかしこに安置されています。
noko6.JPG



 このような断崖絶壁が至る所に見られます。
noko8.jpg


 一汗かいて、鋸山回遊コースを歩いてきました。なかなか見応えのある風景の連続でした。

  翌日(二日目)は浦安でレンタカーを借りて、まず一路、南関東自動車道を「成田山新勝寺」に向かいました。
 新年のテレビ中継では、初詣で参拝客の多さで上位を争う新勝寺。初めての訪問です。
 さすがに境内は広く、伽藍の多さにも圧倒されます。



 お参りのパンフレットです。
narita.jpeg

 境内案内図です。
narita1.jpeg


 新勝寺の門前町です。
narita2.JPG


 総門です。平成20年建立された新しい正門です。
narita3.JPG


 総門から仁王門(重要文化財)へと進みます。
narita4.JPG


 仁王門を過ぎ、大本堂へと続いています。
narita5.jpg


 大本堂です。昭和43年(1968年)と比較的新しい建立です。
 重要な御護摩祈祷を行う中心道場です。
narita6.JPG


 三重塔(重要文化財)です
 正徳2年(1712年)の建立で、高さ25mです。均整のとれた美しい三重塔です。
narita7.jpg


 光明堂(重要文化財)元禄4年(1701年)建立です。
 旧の本堂です。
narita8.JPG

 鐘楼です。
narita9.jpg


 聖徳太子堂です。
narita10.JPG



 一切経堂です。亨保7年(1722年)建立され、その後たびたび修復され今日に至っています。
 堂内には一切経、約2000冊が納められています。
narita11.JPG


 平和の大塔です。
narita12.jpg


 広大な敷地に(東京ドーム、3.5ヶ分)広がる成田山公園です。
 四季折々に美しい姿を見せられるよう、手入れも行き届いて、お参りを兼ねた散策に良いでしょう。
narita13.JPG


 成田山新勝寺から、銚子市の東端、犬吠埼灯台に向かいました。
 太平洋の荒波が砕ける、犬吠埼の突端に白亜の灯台があたりを睥睨するように立っていました。
inu1.JPG



 当日は風が強く、館内の見学は出来ませんでしたが、遊歩道を歩いてきました。
inu2-1.JPG


 水平線の彼方、地球が円いことを実感出来ました。
inu2-2.JPG

 
 断崖に荒波が打ち寄せていました。
inu3.JPG


inu4.JPG


 常に強い潮風に晒される岩場や崖地に咲く、イソギクが可憐です。
inu5.JPG


 犬吠埼、ロカ岬(リスボン) 友好記念碑(1993年)です。
 海終わり 陸始まる 犬吠埼 風と光と土と水 引継ぐものは美しい と刻まれています。
inu6.JPG


 犬吠埼から九十久里浜を海岸沿いに南下。館山に向かいました。
 延々と続く海岸線、飯岡海岸の記念碑です。
ku1.JPG


 初冬の海は雲と一体となり、鉛色で夏の賑わいとはほど遠い侘びしい淋しい風景です。
 でも南西の空より光が差し込み、ホット一息つけそうです。
ku2.JPG


ku3.JPG


ku4.JPG

 風が強く、そこかしこに風紋が出来ていました。
ku5.JPG

 親しい仲間と2泊3日の日程で、房総半島へ行って来ました。
 時間の関係で、手始めにディズニーランドへ寄ろうという事になり、わいわいと賑やかに楽しんできました。
 「今日は空いている」との情報でしたが、入場してみると、大変な人出で吃驚しました、それでも入場者に聞いてみるとやはり今日は空いているとの事で、混雑している日はと想像するだけでも圧倒されます。
 乗り物は時間待ちが長いので、パレードを楽しむように言われていましたので、その助言に従いました。 残念ながら風が強く、夜のパレードと花火は直前に中止となりましたが、クリスマス特別パレードもあり、楽しい半日を過しました。


 パンフレットです。
rando.jpeg


 ホテルからのシャトルバスを降りて入場口に向かいます。
rando1.JPG


 チケット売場です。
rando2.JPG


 入場口です。
rando3.JPG


rando4.JPG

 
 振り向くとホテルが見えます。
rando5.JPG


 入場するとクリスマスツリーの側で、吹奏楽を奏でていました。
rando6.JPG


 パレードです。
 午後1時と3時30分と2回行われました。
rando7.JPG


rando8.JPG


rando9.JPG


rando10.JPG


rando11.JPG


rando12.JPG


rando13.JPG


rando14.JPG


rando-15.JPG


rando16.JPG

 
 ディズニーランドのシンボルです。
rando17.jpg


 ウエスタンランドから見た園内です。
rando18.JPG


 長い時間を待って「ビッグサンダー・マウンテン」に乗ってきました。
rando19.JPG



 ライトアップされた美しい園内です。
rando20.JPG





rando22.jpg


 夜のパレードが中止となり、早々に退散しました。
 入園する前によく情報を入手して、事前調査をして入らないと時間のロスが多い事を痛感しました。
rando23.JPG



 京都の北野天神さん。毎月25日は祭神、菅原道真の誕生日で、縁日が開かれ、境内には多くの露店が店を連ね、多くの参拝者で賑わいます。
 特に12月24日は師走の「終い天神さん」として親しまれて、周囲は終日ごった返します。
 終い天神から、お正月、そして初天神と、学問の神様として受験生たちを始めとして多くの方がお参りに訪れます。
 今年はお天気も良く、暖かく、陽気につられて出掛けてきました。


 正面の大鳥居です。
simai1.JPG

 
 参道の両側にはびっしりと露店が立ち並び、参道を行くお参りの方に、威勢の良い掛声を掛けています。
simai2.JPG

 
 正面参道の脇、左手には、植木屋さんが迎春用のお飾りや葉牡丹、また盆栽などを並べて、和気靄々と品定めするお客さんと駆引きしています。
simai3.JPG


simai4.JPG


simai5.JPG




simai7.JPG

 
 楼門には、来年午年のジャンボ絵馬が飾られて、迎春気分を盛り上げています。
simai8.JPG

 
 絵馬所には、ここにも来年の午年に因んだ、曳馬の大きな行灯が飾られています。
simai9.JPG

 
 三光門です。潜って社殿に向かいます。
simai10.JPG

 
 社殿には多くの参拝者が行列をしながら、順番に感謝と来る年の祈願をしていました。
simai11.JPG

 
 北門を出ると、この辺りの道路には、骨董品を並べるお店が軒を連ね、多くの外人客や、観光客も興味深げに品定めをしていました。
simai12.JPG


simai13.JPG

 
 北門から境内東側の御前通りへ行くと、古着等を商うお店が目立ってきます。
simai14.JPG


simai15.JPG

 
 東門辺りの賑わいです。
simai16.JPG

 
 天神さんの前で、本門仏立宗のお坊さんが紙芝居を利用して、辻説法をしておられました。
 お坊さんの本来の姿を見る思いで嬉しいかぎりです。
 今年もまた終い天神さんへお参り出来たことに感謝しています。
simai17.JPG



 京都の夜を彩るクリスマスイルミネーション。
 ヨーロッパやアメリカ等のクリスマスイルミネーションに比べると、地味な趣ですが、でもその明るさは初冬の厳しい寒さを凌ぐように、暖かみを、そして楽しみを人々に与えてくれます。
 それらの一部をお目にかけたいと思います。


 「平安女学院、アグネスイルミネーション」
  (烏丸通り下立売)
irumi1.JPG

 「平安女学院、アグネスイルミネーション」
irumi2.JPG

 「京都ブライトンホテル」
  (新町通り一条)
irumi3.JPG

 「京都府立植物園」
  (北大路鴨川畔)
irumi4.JPG

 「京都府立植物園」
irumi5.JPG


 「京都府立植物園」
irumi7.JPG

 「京都府立植物園」
irumi8.JPG

 「京都府立植物園」
irumi9.JPG

 「京都府立植物園」
irumi10.JPG


 「北山教会」
  (地下鉄松ヶ崎駅付近)
irumi12.JPG

「北山教会」
irumi13.JPG

 「北山教会」
irumi14.JPG

 「北山教会」
irumi15.JPG

 「北山教会」
irumi16.JPG

 「北山教会」
irumi17.JPG

 「北山迎賓館」
 (地下鉄松ヶ崎駅付近)
irumi18.JPG

 「同志社大学、今出川キャンパス」
  (烏丸通り今出川)
irumi19.jpg

 「京都ホテルオークラ」
  (河原町御池)
irumi20.JPG

 「京都ホテルオークラ」
irumi21.JPG

 「京都ホテルオークラ」
irumi22.JPG

 「京都ホテルオークラ」
irumi23.jpg

 「新風館」
  (烏丸通り姉小路)
irumi24.JPG

 「新風館」
irumi25.JPG

 「新風館」
irumi26.JPG

 「新風館」
irumi27.JPG

 「新風館」
irumi28.JPG

京の秋「御所」

| コメント(0)
 幼少の頃からから、慣れ親しんだ京都御所(僕たちは小さい頃から、すべてを総称して御所と呼んでいました)。
 「御苑ニュース」秋の号を見て、庭園としての御所に関心を持ち、ちょっと歩いてきました。



 御所の案内図です
kita .jpeg

 「中立売御門」です。
gosyo1.JPG

 お馴染の「蛤御門」です。
gosyo2.JPG

 蛤御門を入って、建礼門に至る道筋の紅葉です。
go5.jpg

 建礼門前正面通りに面した、樹林緑地です。
go7.JPG

 「清水谷家の椋」
 この大きな椋の木は、この付近が清水谷家という公家の屋敷であったことから呼ばれている。樹齢約300年。 1864年(元治元年)禁門の変で、来島又兵衛討ち死の場所です。
gosyo3.JPG

 「清水谷家の椋」の場所から東を見ています。正面の山は大文字山です。
gosyo4.JPG

 「凝華洞跡」(ぎょうかどうあと)から京都御所、建礼門を見ています。
gosyo5.JPG

 京都御所 「建礼門」です。
gosyo7.JPG

 清水谷家の椋より、北方京都御所西側です。
gosyo8.JPG


 「白雲神社」周辺の樹林緑地です。
go6.JPG


 出水大通りの樹林緑地です。
go3-.JPG

 出水の小川周辺から、南方面です。
go15.JPG

 京都御所西側 「宣秋門」です。
gosyo10.JPG


 京都御所 東側 「建春門」です。
gosyo12.JPG

 出水大通りより、後方は「千洞御所」です。
go2-.JPG

 建礼門前大通りの樹林緑地です。
go1-.JPG


 同じく建礼門前大通りの樹林緑地です。
go8.JPG


 凝華洞跡(ぎょうかどうあと)1864年(元治元年)禁門の変頃の会津藩主松平容保の仮宿舎跡です。
 凝華洞跡のイチョウの巨木です。黄色に染まり、見事な景観を見せています。
go5-.jpg

 凝華洞跡の松です。
 小さい頃は、軍国主義の華やかな時代で、この場所で、みんなで(お山の大将僕一人)と、てっぺんに頑張って、後から登るものを落としあって遊んだものです。その頃は柵もなく、こんな松は生えてなかったように覚えていますが、思い違いかもしれません。なにしろ70年前のことですから。
go16.jpg


 建礼門より南方、九条池方面です。
gosyo17.JPG

 大宮御所西側より南方、正門と西側土塀です。
gosyo18.JPG


 石薬師御門」です。
gosyo19JPG.JPG

 白雲神社です。
 この辺りは、我々の小さい頃の、遊びのテリトリーでした。
gosyo20.JPG

 久し振に訪れて、懐かしい思い出がいっぱい蘇ります。
gosyo21.JPG

 白雲神社付近の樹林緑地です。
go12.JPG


 宗像神社です。
 小さい頃、神社から、ホウホウという鳥の鳴声をよく耳にしましたが、それがアオバズクだという事を後年知りましたが、今はどうなんでしょうか。
go10.jpg

 参道から本殿へ。
go15.jpg

 
 かくれんぼや、遊び事には、うってつけの場所でした。
go16.JPG


go17.JPG


 九条池より、建礼門方面です。
 敗戦直後には、時たまですが、軽飛行機が離着陸していました。すぐそばが自宅だったので、爆音がすれば、走って見に行った記憶があります。
gosyo26.JPG


 九条池より東方、大文字山を見ています。
 ここから大文字の送り火が見えたのですが、現在は樹木も大きくなり、全体が見えなくなりました。
gosyo27.JPG


 九条池高倉橋より「厳島神社」です。
go14.JPG


 九条池高倉橋より「拾翠亭」を眺めています。
 戦後は手入れもしてなくて、荒れ放題で幽霊屋敷と呼んでいました。
 夏の夜の肝試しには恰好の場所でした。
go10.JPG


 高倉橋からの九条池です。
go13.JPG



go12.jpg


go14.-JPG.JPG

 「閑院宮邸」の庭園です。
go18.JPG

 堺町御門」です。
 葵祭や時代祭の行列がここから出ていきます。
gosyo31.JPG


 堺町御門より、丸太町通り西方を見ています。
 この通りに面して、青年期まで住んでいました。市電も通っていた懐かしい場所です。
go13.jpg



京の秋「法然院」

| コメント(0)
 法然院(ほうねんいん)正式名は、善気山法然院無教寺といいます。
 いつ訪れても、本来のお寺らしいお寺の雰囲気を持ち続ける、典型的なお寺でしょう。
 初めて訪れた40年前と、今も全くといっていいほど変わらず、大きな立て看板や、不必要な張り紙などが無く、常に静謐な環境を保ちつつ、訪れる参拝者を境内を自由に開放して、受入れておられる事は、非常に嬉しいことです。
 「法然院サンガ」活動に見られるように、これ偏に貫主、梶田真章さんの宗教者としての、確固たる信念によるものでしょう。
 1993年に結成された「京都チェンバーオーケストラ」その発足を中心として支えてこられた梶田真章さん。定期演奏会など、活発な活動を続けていましたが、残念ながら約10年で幕を閉じましたが、その蒔かれた種は、その後、花を咲かせ、実をつけ、現在に至っています。
 今も尚、多くの音楽家やアーティストを、物心両面で支えておられる姿に、心から敬服しております。



 法然院山門への参道です。なだらかな石段を登っていきます。
hounen1.JPG


 法然院の森の長い参道を進むと、山門に至ります。
hounen2.JPG

 
 「山門」です。茅葺きの屋根の優雅で落着いた佇まいで、山門を潜ると、身の引き締まる思いがします。
hounen3.JPG


 白砂壇(びゃくさだん)。
 山門に入ると、目の前、両側に白砂の盛り砂があります。
 水を表す砂壇の間を通って心身を清めて浄域に入っていくことになります。
hounen4.JPG


 山門を入って左手にある、多層石塔です。
hounen5.jpg


 石橋を渡ると、本堂や庫裏へと続いています。
hounen6.jpg

 講堂です。講演会や個展コンサートなどが催されています。
hounen7.JPG

 
 本堂です。
 本尊阿弥陀如来座像の他、観音、勢至両菩薩像、法然上人立像などが安置されています。
hou15.JPG


 本堂正面石段を上がったところの、地蔵菩薩像です。 1690年(元禄3年)安置されました。
hounen8.jpg


 白砂壇を通して山門を眺めています。
 白砂壇の模様は、折々変えておられます。
hounen9.JPG


hounen10.JPG

 木立の中の山門と紅葉が、なんとも言えない雰囲気を醸しだしています。
hounen11.JPG



京の秋「嵯峨鳥居本」

| コメント(0)
 江戸時代より、嵐山より愛宕神社への道筋を愛宕街道と呼ばれていました。
 その愛宕街道の嵯峨野の最奥の風葬の地、化野、そして鳥居本。
 昭和の始め、嵐山から愛宕の登山口清滝まで、電車が開通するまでは、大層な賑わいを見せていたと思います。
 その鳥居本界隈も、ここまで来ると、観光客もぐっと減り、静かな佇まいを見せています。



 鳥居本への道です。「嵯峨鳥居本(さがとりいもと)重要伝統的建造物群保存地区」となっています。
torii1.JPG

 「化野(あだしの)念仏寺」への参道です。
torii2.JPG

 化野念仏寺の入口です。
torii3.JPG

 「愛宕神社一の鳥居」です。右の道は、愛宕神社への参道へと続きます。
 左の道をたどれば、保津川の左岸を峠を越えて、水尾の里へと行けます。
torii4.JPG

 鳥居本の「つたや」です。茅葺きの素朴な風情がいいですね。
torii5.JPG

 「平野屋」です。

torii6.JPG


torii7.JPG

 「愛宕(おたぎ)念仏寺」 千二百羅漢のお寺として有名です。
torii8.JPG

  清滝に通じるトンネルです。
  昭和の初めから戦争末期まで、このトンネルに電車が通り、清滝まで運行されていました。
torii9.jpg

 鳥居本、愛宕街道沿いの民家群です。
torii10.JPG


 紅葉に彩られ、紅葉に埋もれ、美しい風景を提供しています。
torii11.jpg


torii12.JPG



「平安郷」の秋

| コメント(0)
 広沢池畔の平安郷、恒例の秋季特別公開に行って来ました。
 広大な敷地の、よく手入れの行き届いた庭園、春の満開の桜の時期も素晴らしいですが、それに負けず劣らない、付近の景観にマッチした紅葉でした。


 当日、頂いたパンフレットです。
hei1.jpeg

  庭園に入ると、回遊式の遊歩道に沿って歩いて行きます。
hei3.JPG

 後方の、なだらかな北嵯峨の山並みが借景となっています。
hei4.JPG

 小川が静に流れ、景観のポイントを作っています。
hei5.jpg

 船だまりには和船も繋がれ、広沢池に続いて、嵐山の山並みが姿を見せています。
hei6.JPG

 竹林と紅葉です。
hei7.JPG

 サザンカと、紅葉と、黄葉です。
hei8.JPG

 広沢池沿いに、遊歩道も続いています。
hei9.JPG


hei10.JPG

 広沢池と、はるか愛宕山が望まれます。
hei11.JPG

 公開される、春の桜と、初夏の若葉の時期が待たれます。

「京都水族館」

| コメント(0)
 「水とつながるいのち」をコンセプトに、内陸型の水族館では、国内最大といわれる、京都水族館。
 臨海型と違って、いろいろ制約のある中での開館となって、1年半が過ぎました。
 開館した当初は、物珍しさも手伝って、大賑わいの盛況でしたが、このところは少し落着いて、ゆっくりと見学出来るようになりました。
 ただ、小学生たちの団体客も多く、学習向きの水族館としては、喜ばしいことではないでしょうか。

 この水族館は、大きく分けて「京の川ゾーン」「かいじゅう(海獣)ゾーン」「ペンギンゾーン」「大水槽」「海洋ゾーン」「イルカスタジアム」「交流プラザ」「山紫水明ゾーン」「京の里山ゾーン」の、9つのセクションからなっています。

 他の水族館に比べて、特に大きな売り物があるわけではありませんが、京都に密着した水族館として「京の川、山紫水明、京の里山、」ゾーンが地味ですが、力を入れているようです。

 でもやはり、イルカやペンギン、大水槽等に人気が集まるのは致し方ないようです。
 それでも、じっくりと川や海での生き物の学習するのには、うってつけの施設との思いをいたしました。


 「京都水族館」のパンフレットです。
suizoku0.jpeg


 「フロアーマップ」です。
suizoku1.jpeg


 「正面入口」です。
suizoku2.JPG


 「チケットカウンター」です。
suizoku3.JPG


 「館内入場入口」です。
suizoku4.JPG


 「京の川ゾーン」の全体像です。
sui2.JPG



 オオサンショウウオや、うぐい、かわむつ、にじます やまめ、あゆ等、その他に、珍しい魚が多く飼育されています。
 「オオサンショウウオ」が重なり合って生息しています。
suizoku6.JPG



 「かいじゅうゾーン」です。上階と連結した円形水槽の中を「ゴマフアザラシガ」泳いでいる姿を、間近に見る事が出来ます。
sui.jpg


 上階では、数名の飼育員の方が、かいじゅう達と触れ合い、芸などを教えています。
 「ミナミアメリカオットセイ」と女性です、親子のような情景でした。
suizoku10.JPG


 「ペンギンゾーン」です。「ケープペンギン」です。
suizoku14.JPG

 
 可愛い歩く姿を、存分に見せてくれます。
suizoku15.JPG


 最大の見せ場、「大水槽」です。
 1階と2階を吹き抜ける、大水槽です。
 1階では目の前で、2階では椅子に座って、ゆっくり時間を過す事ができます。
suizoku17.JPG


 大水槽をゆったりと愛嬌のある顔を見せながら泳ぐ、「おおめがねもちのうお」です。
suizoku19.JPG


 「たかのはだい」です。
suizoku20.JPG


 「あおうみがめ」です。
suizoku21.JPG


 こちらも笑って泳いでいるような「あかえい」です。
sui1.JPG


 「こがねしまあじ」です。
suizoku25.JPG



 2階からの大水槽の眺めです。
suizoku29.jpg


  「海洋ゾーン さんごの海」です。
 「ぼろかさご」です。
suizoku32.JPG


 「きいろはぎ」です。
suizoku34.JPG


 「はたたてだい」です。
suizoku37.JPG


 「海洋ゾーン 磯の教室」です。
 「とげもみじがい」です。
suizoku39.JPG


 「がんがぜ」毒棘で刺して身を守ります。
suizoku40.JPG


 無脊椎の「みずくらげ」の集団です。
suizoku41.JPG


 「イルカスタジアム」です。イルカのショーを催しています。
 遠くに、東寺の五重の塔や、新幹線の走行も眺められる、いいロケーションです。
suizoku46.JPG


 何処の水族館でも見られる、お馴染のショーです。
 調教されたイルカが演じています。
suizoku47.JPG


suizoku48.JPG


suizoku49.JPG


suizoku50.JPG


suizoku51.JPG


suizoku52.JPG


 出口への道筋に「山紫水明ゾーン」の展示と、館外に出ると「京の里山ゾーン」が続いて有ります。
 水族館を出ると、梅小路公園の芝生広場が広がっています。
kyou.JPG




2020年3月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

このアーカイブについて

このページには、2013年12月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2013年11月です。

次のアーカイブは2014年1月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.2.10