2017年4月アーカイブ

 平成15年(2003)に複合商業施設として開業以来、東京の新名所として、これまで度々マスコミに取上げられてきた「六本木ヒルズ」その一端を垣間見たいと出掛けてみました。その中心となる「森タワー」高さ238㍍、地上54階、地下6階、その52階には東京シティビューという展望台があるとのこと、その眺望を楽しみに上がってみました。その後、隣接する麻布十番商店街を歩いてきました。

 

     「六本木ヒルズ」タウンガイドです。

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    「東京シティビュー」のパンフレットです。

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    「メトロハット」です。地下鉄日比谷線六本木駅から「66プラザ」へ直接エスカレーターで上がることができます。

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   「メトロハット」を出て、「66プラザ」から見上げた「森タワー」です。

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    「66プラザヒルサイド2F」 「森タワー入口」です。

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     「66プラザヒルサイド2F」 正面の円形は「メトロハット」です。道筋には現代彫刻などが飾られています。

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    「六本木ヒルズ」一番奥が 「ウエストウオーク」正面入口です。

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     森タワー総合インフォメーションです。

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    「ウエストウオーク 大屋根プラザ」です。

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    「ウエストウオーク5階」で昼の食事を済ませ吹抜けを見下ろしたところです。

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    「ウエストウオーク」から「森タワー」へ移動し52階「東京シティビュー」へ行きました。「東京シティビュー」は海抜250㍍の屋内展望台です。あまり天気が良くなくて眺望はもう一つでした。

 

    「東方向」浅草方面です、東京タワーが正面に見えます。

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   眼下のレジテンスD棟と六本木桜坂

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    眼下に六本木ヒルズ、居住区「ゲートタワーレジテンス」群が広がります。 

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     「西方向」渋谷、青山、新宿方面です。お天気が良ければ富士山も見えるとのことです。

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      「西方面」眼下です。 

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    「首都高速3号渋谷線」と上方の「青山公園」からの319号が交差するところ

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     「北方向」 池袋、赤坂、上野方面です。国立新美術館も正面に見えます。

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     「スカイギャラリー」では「マーベル展」(時代が創造したヒーローの世界)を開催中で子供連れの多くの人で賑わっていました。

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    「東京シティビュー」52階 「スーベニアショップ」です。

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    「東京シティビュー」から少し時間があったので、ゆっくりお茶をして、麻布十番街をぶらぶらしてきました。

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     「メトロ麻布十番駅」を出た地上に案内マップがありました。

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     その側には剽軽な彫刻が目を楽しませてくれます。 「父と子」のモニュメントで「ジンバブエ共和国」の大使館から寄贈されて設置されました。 

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      「319号」通りです。

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    麻布商店街のメインストリートの「麻布十番大通」です。

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      「麻布十番大通」を多くの人々が行き交います。

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       「麻布十番大通」と「雑式通」の角にある豆菓子専門のお店です。いろんな種類が並んでいました。

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    「野口雨情」の童謡「赤い靴」のモデルだった 岩崎きみ像 「きみちゃん」 雑式通り「パティオ通十番」の公園に設置されています。きみちゃんは、赤ちゃんの時アメリカ人宣教師の養女となりましたが、母、かよさんはきみちゃんがアメリカに渡って幸せに暮していると思って雨情にこのことを話し、この童謡が生まれました、しかし病気のためアメリカに行けず、明治44年9月、当時の麻布永坂町の孤児院で9歳で淋しく亡くなりました、悲しい物語です。このことを追悼して像が設置されました。

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      「麻布十番大通」と「くらやみ坂通」の角にある、京都の和菓子店「鼓月の」お店です。

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    「M.ロマン」 麻布十番大通りにあるお店、華やかなウインドーが目を惹きます。po-27.JPG

 

     麻布十番街に設置されている12ヶのモニュメントの一つです。

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 六本木ヒルズの喧騒から逃れて、近くの麻布十番商店街に寄ってみて、六本木ヒルズの超近代的な高層ビルや構築物群とはまた雰囲気の異なる、歴史を感じる空間の広がりが、地続きのこの地に存在することに驚きました。麻布十番商店街は街路樹がしっとりと落着いた街景を提供し、魅力ある商店が軒を連ね、見て、歩いて、楽しい雰囲気を提供してくれます。駆け足では勿体なくて、また何度も訪ねてみたい一画だと感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 今日は一度訪れてみたかった、小石川後楽園に足を延ばしてみました。JR水道橋駅から東京ドームを目指して歩きます、駅からは吐き出されるように東京ドームに向かう若い人々で賑やかです。小石川後楽園は東京ドームに隣接して70,847.17平方㍍という都心の庭園にしては広大な面積を持っています。江戸時代始め水戸徳川家の江戸上屋敷内に造られた池を中心にした築山泉水回遊式の日本庭園で、「天下の憂いに先立って憂い,天下の楽しみに後れて楽しむ」から後楽園と名付けられました。国の特別史跡、特別名勝に指定されています。

 

   入園者に渡されるパンフレットです。

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 「公園園内マップ」です。(東京都公園教会のホームページより転載しました)

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 「正門」(東門)です。現在は閉鎖中で出入口は西門となります。

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  「東門」から庭園の南側の塀ぞいに「西門」に向かう散策路です。長い塀ぞいに桜をはじめ種々の樹木が植えられ、花壇も設けれています。

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  植込みにはシャガも美しく咲いています。

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  「西門」庭園の出入口です。

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   園内に入ると正面に満開の桜が広がります。

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  樹齢約60年の枝垂桜です。

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   順路に従って進みます。

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   「西行堂跡」です。堂には西行法師の木像を安置されたことから、西行堂と名付けられましたが、堂は戦災で焼失しました。

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  西行の歌碑「駐歩泉」(ちゅうほせん)です。九代斉昭公が西行堂側の流れを、西行の和歌「道のべに しみづながるる 柳かげ しばしとてこそ 立ちどまりつれ」にちなみ、自ら筆をとり碑を建てたものです。

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  竜田川に掛かる「幣橋」ぬきばしです。

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 「延段」(のべだん)です。 大小の自然石と切石を巧みに組合せた中国風の素朴な石畳です。

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  「内庭」です.水戸藩書院のあったところです。

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  「内庭」を望むところ。

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 「大泉水」に浮かぶ「蓬菜島」と「徳大寺石」です。蓬莱島は亀の形をしており、先端の大きな鏡石は徳大寺石と名付けられて、弁財天を祀った祠があります。

   蓬莱島」です。

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  正面が「徳大寺石」です。

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 「痒鷂碑」(えいようひ)七代治紀は将軍家から賜った鷹を大切にしていましたが、治紀が亡くなった4年後に亡くなったため、八代斉脩がこれを悲しみ碑を建てました。

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  「九八屋」(くはちや)江戸時代の風流な酒亭を現したもので、戦災によって焼失しましたが昭和34年に復元されました。名前の由来は「酒を飲むには昼は九分夜は八分とすべし」と酒のみならず万事控えめにするとの教訓によります。

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   カルガモの親子が仲良く泳いでいます。

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  「小廬山」一面オカメザサで覆われた築山です。形が中国の景勝地廬山に似ていることから江戸の儒学者林羅山が名付けられたものです。

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   庭園北側の土塀が続いています。

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  都心にある庭園で桜が満開という贅沢な一時を過すことができました、入園者も少なく静かな雰囲気でゆっくり楽しむ事ができました。

 

 

 

 

 

 

東京漫歩 湯島界隈

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 リニア体験乗車の後、大月駅から中央本線に乗車し、夜遅く東京に着きました。久し振りの東京訪問となり、翌日、ホテルのフロントで貰った地図を片手にぶらぶらと桜目当てに周辺を散歩してきました。

 

 「霊雲寺」(れいうんじ)正式な名称は、真言宗霊雲寺派総本山 宝林山霊雲寺です。開基は浄巌律師で元禄4年(1691)に幕命により創建されました。徳川幕府の永代祈願所とし、幕府直轄の寺院として維持されてきました。御本尊は、両部大日如来で五代将軍徳川綱吉公、柳沢吉保侯の御位牌も祀っています。

   「惣門」です。

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  惣門を入ると満開の桜が出迎えてくれました。

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  「本堂(潅頂堂)」です。江戸時代の名刹といわれましたが、関東大震災、太平洋戦争による戦災などで焼失、戦後昭和51年(1976)再建され、落慶法要も営まれました。

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  「地蔵堂」です。

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   「麟祥院」(りんしょういん)正式名称は、臨済宗妙心寺派天澤山麟祥院といいます。寛永元年(1624)第三代将軍家光の乳母、春日局の願いにより開基され、渭川周劉禅師が開山されました。春日局のお墓があることで有名です。麟祥院は春日局の法名による菩提寺です。

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   「中門」です。奥が「本堂」です。

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   「麟祥院」の墓地です。

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   「春日局」のお墓です。

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    「湯島天神」正式には「湯島天満宮」と呼ばれています。いわずと知れた菅原道真公を祭神としてお祀りしています。社殿は、文明10年(1478)に太田道灌により再興され、平成7年全面改築されました。泉鏡花の「婦系図」の舞台として広く知られています、境内とその周辺は江戸時代より江戸百景の画題となり、その縁日は芝居小屋や植木市、そして富くじと、江戸有数の盛り場として多くの熱狂的な群衆で賑わいました。

  「大鳥居です」。春日通りの湯島天神信号のそばにあります。

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   「唐門」です。春日通りの大鳥居を入ったところにあります。

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   「表鳥居」(東京都有形文化財)です。この鳥居は銅製で寛文7年(1667)の銘刻があり、この時期に寄進されたものと言われています。

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   「表鳥居」を潜ると「手水舎と撫で牛」があります。 昔から天神信仰では、牛とは切っても切れない縁があり、京都の北野天満宮を始め、どこの天神さんでも牛を撫でて疫病から逃れる信仰があります。

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  「社殿」です。総檜造りの権現造りの建築様式です。

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   「筆塚」です。 「婦系図」で知られる泉鏡花の筆塚が昭和17年里見弴 久保田万太郎等の手によって建立されました。

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    「奇縁氷人石」です。この石柱の右側には、迷子が出た時、その子の名を書いた紙を貼り、迷子がいた時、その子の特徴を書いた貼り紙を貼り知らせた「迷子しらせ石標」の名残です。それほど境内が人々で賑わった盛り場だったということでしよう。

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  湯島駅方面への「男坂」です。

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    「男坂」です。三十八段の急な石段で、左にはゆるやかな女坂があります。

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   湯島天神のそばの「妻恋神社」です。ご祭神は 日本武尊他3神で、縁起によると日本武尊が東征の折、この地で稲荷神を祀ったのを起源としています。江戸時代には、「正一位妻恋稲荷大明神」と呼ばれ多くの人々の信仰を集めました、江戸にあった多くの稲荷社の中でも特別な地位にあったと伝えられています。妻恋神社という名前に惹かれて訪れましたが、往時の面影は見出せませんでした。

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  「神田明神」です。正式名称は「神田神社」です。なんと言っても日本三大祭の一つで、江戸時代より伝わる神田祭で全国に名を馳せた有名な神社です。平将門の御霊社で、元和2年(1616)江戸城の表鬼門守護の場所として、幕府により社殿が造られ、江戸の総鎮守として今も多くの氏子、信者によって守られています。

 

  本郷通りの「大鳥居」です。

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   「随神門」です。昭和50年総檜入母屋造りで建立されました。

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    正面左右には楠木の「随神像」が安置されています。

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  「随神門」を潜ると御神殿前の広いスペース、神田祭の神輿等が集結して、多くの熱狂的な人々が集まります。

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  「御神殿」です。

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     鳳凰殿」「参集所」です。

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   「神楽殿」です。

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   広い境内には摂社、末社が数多くあります。

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   「鳳輦神輿奉安殿」鳳輦や神輿の収納庫です。

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   「祖霊社」です。 神田明神の畏敬者、氏子など先祖をお祭りする社です。

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   「末広稲荷神社」です。ご祭神は「うかのみたまのかみ」です。

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    「合祀殿」です。籠祖神社など6社を合祀して平成24年に建立された新しい社殿です。

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     妻恋坂に通じる「裏参道」です。

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 「ニコライ堂」の愛称で親しまれている「東京復活大聖堂」です。JRお茶の水駅から本郷通りからすぐの所にあります、その美しい外観は目を瞠るものがあり、国の重要文化財に指定されています。ロシアから日本に渡り、正教伝道を広めたニコライは函館から東京に移り、目覚ましい布教を行いました。明治24年(1891)にロシアの美術家シチュルボフが設計し、建立したものです。平面は十字形のビザンチン式の日本最大の煉瓦造りの建造物で、関東大震災など幾多の試練を経て昭和4年(1929)に修復されました。

  本郷通りからの外観です。

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  「正門」を入った所にある十字架を掲げたアーチです。

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   「正門」を入った正面側の概観です。内部は時間外で見学はできませんでした。

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   「JRお茶の水駅」です。改装中のようでごった返しています。

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   「お茶の水駅」のそば「神田川」に架かる「聖橋」(ひじりばし)です。昭和3年(1928)に建造されたアーチ形のモダンな橋で、「湯島聖堂」と「ニコライ聖堂」を結ぶ橋として「聖橋」と名付けられたと「銘板」に刻まれています。現在大掛かりな補修工事中でシートで覆われて全体像を見ることが難しいようです。

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    「聖橋」の袂に置かれ、橋の由来を記した銘板です。

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 「地下鉄丸ノ内線」がお茶の水駅ホーム下近くから、地上に姿を見せる珍しい光景です。

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   「神田川」を渡る、手前が「地下鉄丸ノ内線」、向こうの鉄橋が中央本線のお茶の水駅から分かれ、千葉方面に向かう「総武本線」. 右側、神田川に沿って軌道の見えるのが「中央本線」です。

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    「聖橋」を渡り、下に降りて外堀通りの「昌平坂」を「湯島聖堂」に向かいます。

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   「湯島聖堂」です。元禄3年(1690) 五代将軍徳川綱吉によって、上野忍岡から移築、孔子を祀る大成殿(聖堂)を建立し、後に幕府直轄の昌平坂学問所となり「日本の学校教育発祥の地」となりました。

 

   「仰高門」(ぎょうこうもん)です。 昭和10年(1935)竣工しました。

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    正面「扁額」が掲げられています。 

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  「仰高門」を入ると、正面奥に孔子の墓所に植えられている名木の櫂(かい)の樹があり、孔子銅像や大成殿に通ずる参道となっています。

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   「櫂樹」左と櫂樹の由来の解説の駒札と記念石柱です。

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     「櫂樹」のそばの「孔子銅像」です。高さ4.57㍍で、孔子の銅像としては世界最大とのことです。

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   「入徳門」(にゅうとくもん)です。宝永元年(1704)建造されました。

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   「入徳門」を潜ると広々とした参道が続き、隔絶された空間の世界です。

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   「杏壇門」(きょうだんもん)です。間口20㍍奥行4.7㍍です。厳粛な気持ちになり自然と頭が垂れます。

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    「大成殿」(孔子廟)です。大成とは孔子廟の正殿の名称です。間口20㍍奥行14.2㍍高さ14.6㍍入母屋造りで、三方に回廊があります。関東大震災により焼失しましたが昭和10年(1935)に再建されました。森閑とした静寂が辺りを包みこみ、別世界の趣があります。

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   帰路は「西門」に向かいました。今回訪れた湯島聖堂は、雨降りのせいか、広い境内に人影もなく、静謐な一時を過すことができました。

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  湯島界隈だけでもまだまだ多くの見所があり、時間が瞬く間に過ぎて、また、歩き疲れて、切り上げることになってしまいましたが、またのお楽しみということでホテルに戻りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 JR東海が東京〜名古屋間で2027年時速500キロで開業を予定しているリニア中央新幹線、東京、名古屋間を40分で結ぶという、夢の超特急。山梨県の笛吹市から上野原市に全長42.8キロのリニア実験線を敷設し、2014年から走行テストを繰り返し、すでに営業運転に必要な技術は完成して、現在の東海道新幹線の経年劣化や大規模災害に備えて、すでに東京、名古屋間の工事が始まっています。この4月、機会があって、その山梨の実験線の超電導リニアに体験乗車してきました。

 

    東海道新幹線の新横浜から横浜線、中央本線と乗継いで大月駅へ、そこから富士急山梨バスで山梨実験センターへ向かいます。

    体験乗車の参加者に配られたパンフレットです。

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     降り立った、中央本線大月駅です。

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   駅前の風景です、これよりバスに乗り実験センターへ向かいます。体験乗車のある日はバスが臨時に増発されます。

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   バスに乗車して約20分、前方に実験線の高架が見えてきました。

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   トンネルの部分も見えています。

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    バスの終着点「山梨県立リニア見学センター」です。

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   「山梨県立リニア見学センター」は、実験センター及び車両基地に隣接する形で、実験線に沿って建物があり、時速500キロで走行する、超電導リニアを間近に見られる3階建て施設です。 乗車体験前の時間を利用して見学センターに入館しました。

   パンフレットです。

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   「どきどきリニア館」の3階建ての建物です。

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    入口を入るとそこには2003年に世界最速記録(当時)581㌔を記録した試験車両の実車が展示され、車内にも入れるようになっています。

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    車内です。

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    また1階には、リニア開発の歴史をパネル展示しています。

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  2階には、リニアの仕組みの解説など体験するをテーマのもと、展示されています。

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    超電導コースターの実験も解説付きで行われています。

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    3階はシアターがあり、常時リニアの映像が上映され、別室にはリニアを中心とした大型のジオラマが子供たちを喜ばせています。

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     2、3階にはリニア走行試験を真下に見学できるスペースがあり、試験走行の通過時間が来るとアナウンスがあり、多くの人がカメラを構えて通過を待ちます。

 

     見学スペースから見た手前車両基地、その向こうが試験センターです。
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     試験センターに停車中のリニア車両です。

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    見学スペースでは大型モニターで走行中の試験車両の現在位置や速度が標示されるように。なっています

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    驀進するリニア車両です。

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   見学センターを通過中です。

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    反対車線、トンネルからの車両です。

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   見学センターを通過中です。

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    リニア見学センターから、体験乗車集合場所に向かいます。

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    ものものしい雰囲気の中、受付を終えて会場に入ります。

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     会場に入ると指定された席に着席し、いろいろな注意事項を聞き、乗車を待ちます。壁面には見学センターと同じようなパネルが展示され、時間待ちに見るようになっています。

   私たちが乗車する車両の走行予定が大型モニターに映し出されて説明を受けます。

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     203年のギネス世界記録の認定書も額に入れられ飾られています。

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    展示の一部です。

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    いよいよ乗車となります、2号車と3号車に分かれて指定席に着席します。

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    車内は左右2席づつの4人掛けとなっています。

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   前方上部にはモニターによる走行中の状況が映し出されるようになっています。

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  走行開始のアナウンスが流れると、たちまち加速していく、振動と騒音があり、丁度、飛行機が離陸するため滑走路を加速しているような感じで、時速150キロ位まではゴムタイヤで軌道上を走行しているためらしい、やがてスムーズに浮上すると(約10センチ)振動も騒音も無くなり、静かに安定して走行していきます。200キロ、300キロとみているまに加速して500キロで飛んでいく感じです。減速していく時も飛行機の着陸と同じで、浮上からタイヤに移行する時は滑走路にタイヤが触れる瞬間に似たちょっとしたショックを感じます。このような超高速で運行される車両に運転室もなく、運転者もいなく、すべて地上のセンターからの自動運転で行われるとは驚きです。

  残念なのは、車窓から景色を楽しむという余裕がなく、旅を楽しむというにはほど遠いかもしれません、営業路線もトンネル部分が多くなるそうで、そこがちょっと淋しい気がします。

    車窓からの眺めです、ガイドウエイという側壁があって、眺めは芳しくありませんでしたが。

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     時速501キロで走行中のモニター画面です、刻々と速度など車両の状況を伝えていきます。現在トンネル内を走行中で前面カメラはトンネル内の様子を捉えています。

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      最後に、間近で見る車両を眺めながら、実験センターを後にしました。

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     このリニア中央新幹線は、ビジネス客にとっては日帰り出張の範囲が広がり期待されるでしょうが、巨費を投じて敷設され、果たして採算が取れるのかどうか心配になります。しかし、この日本の素晴らしい鉄道技術は世界最先端をいくもので、これからの「日本のものづくり」の牽引車として、大いに期待されるのではないかと思います。

 

 

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