2018年8月アーカイブ

懐かしの「太陽の塔」

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 今から約半世紀前の1970年に「大阪、千里丘」で開催された万国博覧会(大阪万博)六千万人以上の人々が集い。大成功を収めました、私も期間中、子供たちを連れて三度ほど朝早くから行き、人気のパビリオンに長時間並んで待った記憶があります。当時メインゲートを入ったところの大屋根を突き破りシンボルとして、前衛芸術家「岡本太郎」が考案した「太陽の塔」がその偉容(異様)な姿をみせていました。その後、すべてのパビリオンが撤去されるなか、この「太陽の塔」はモニュメントとして残され、2年前から内外部共、修復され、今年3月より内部公開が始まりましたので出かけてきました。

 

  モノレール「万博記念公園駅」を出てゲートに向かいます、

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  高架路から木立越しに「太陽の塔」が垣間みえます。

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   また公園内の大きな観覧車もみえます。

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   駅から5分ほどの万博公園の「中央口」です。

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   「中央口」を入ると目の前に「太陽の塔」の全景が眼に飛び込んできます。高さ70㍍、基底部の直径20㍍、腕の長さ25㍍もあります。

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   その姿をぐるりと見ながら、塔内部へと誘導されます。この「太陽の塔」には三つの顔を持っています、万博のテーマ「人類の進歩と調和」のもと、中央部の顔は「現在」を、頂部の黄金の顔は「未来」を、背面の黒い太陽は「過去」を表現していると言われています。

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  内部の見学は基底部から階段を使用して、順次上に上がって行き、腕の所まで行くことが出来ます、万博開催時は右腕に設置されたエスカレーターで、高さ30メートルの塔まわりに設置された大屋根に来館者を運んでいたそうです。

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   背面の太陽の顔「過去」の顔です。

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   ぐるりと回っていよいよ地下部へと降りていきます。

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    地下入り口全景です。

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      塔内「入り口」です。

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  地下塔内に入ると受付があります。以後は残念ながら撮影禁止です。

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   見学者に配られるパンフレットです。

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   太陽の塔の成立ちと、塔内部の説明とに分かれて良く理解できるパンフレットです。

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  塔内は中央に天井へと延びる一本の「生命の樹」に、下から上に向かって原生類から哺乳類へと生命の進化の過程が、大樹に展示されており、空間の大きさと音響、照明の素晴らしさと相まって、目を瞠る見事な出来栄えで一見の価値があります。

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  塔内は、10人程の少人数にまとめて見学者を誘導し、各パートには解説者が丁寧に解説、疑問に答え、ゆっくりと見学できるように配慮されています。  

    展示物の詳細な解説です。 

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   塔内を出ると夕闇が迫り帰路のイルミネーションが輝きを増しはじめました。

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 「爆発だ」と叫ぶ希代の芸術家「岡本太郎」。今さらながら偉大な芸術家であったと、再認識させられる太陽の塔の内部見学でした。これから先も永くその功績が輝き続けると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 わが家からすぐ近くの「大本山妙心寺」の「お精霊会と花燈路」を夕涼みがてらお参りしてきました。この「お精霊会」は毎年この時期に執り行われ、朝早くから夜遅くまで多くの信徒がお参りに訪れる恒例行事です。

 

  お盆行事を知らせる立て看板です。

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  正面の「南総門」に掲げられた雲竜図を模した行灯です。

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 「総門」を潜ると参道には露店が立ち並んで賑やかです。

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「三門」(さんもん)の正面です。お盆の期間はライトアップされています。

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「仏殿」から振返る「三門」です。

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  「仏殿」(ぶつでん)です、

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「仏殿」の周囲には仏徒から奉納された行灯が吊り下げられて、大きな伽藍を照らし出しています。

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 行灯にはいろいろの願い事が描かれています。

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「法堂」(はっとう)には読経の流れる中、多くの人々がお参りされています、天井の雲龍図(狩野探幽筆)重要文化財が垣間みえます。内部は撮影禁止です。

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 10万坪とも言われる敷地には、山内塔頭として公開されている有名な退蔵院や桂春院など46ヶ寺があり、一大寺院群となっています。また他に石庭で名をはせた龍安寺など境外塔頭が数多く存在します。塔頭に通じる東西の参道に行灯が置かれ参道を行き交う人の足下を照らしています。

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 8月には、京都市内のあちこちの寺院で、盛大にお盆行事が行われます、そのお精霊をお送りする最大の行事が、8月16日の京都五山の送り火でしょう、その送り火に手を合わせ、ご先祖を敬い亡き人を偲び、その後、下旬には、お地蔵様をお奉りする市内各町内での地蔵盆で、往く夏を惜しむ風情を感じるようになります、長く伝統を守り続けて営まれる行事の数々、今後どのように推移していくのか気になるところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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