法然院(ほうねんいん)正式名は、善気山法然院無教寺といいます。
いつ訪れても、本来のお寺らしいお寺の雰囲気を持ち続ける、典型的なお寺でしょう。
初めて訪れた40年前と、今も全くといっていいほど変わらず、大きな立て看板や、不必要な張り紙などが無く、常に静謐な環境を保ちつつ、訪れる参拝者を境内を自由に開放して、受入れておられる事は、非常に嬉しいことです。
「法然院サンガ」活動に見られるように、これ偏に貫主、梶田真章さんの宗教者としての、確固たる信念によるものでしょう。
1993年に結成された「京都チェンバーオーケストラ」その発足を中心として支えてこられた梶田真章さん。定期演奏会など、活発な活動を続けていましたが、残念ながら約10年で幕を閉じましたが、その蒔かれた種は、その後、花を咲かせ、実をつけ、現在に至っています。
今も尚、多くの音楽家やアーティストを、物心両面で支えておられる姿に、心から敬服しております。
法然院山門への参道です。なだらかな石段を登っていきます。
法然院の森の長い参道を進むと、山門に至ります。
「山門」です。茅葺きの屋根の優雅で落着いた佇まいで、山門を潜ると、身の引き締まる思いがします。
白砂壇(びゃくさだん)。
山門に入ると、目の前、両側に白砂の盛り砂があります。
水を表す砂壇の間を通って心身を清めて浄域に入っていくことになります。
山門を入って左手にある、多層石塔です。
石橋を渡ると、本堂や庫裏へと続いています。
講堂です。講演会や個展コンサートなどが催されています。
本堂です。
本尊阿弥陀如来座像の他、観音、勢至両菩薩像、法然上人立像などが安置されています。
本堂正面石段を上がったところの、地蔵菩薩像です。 1690年(元禄3年)安置されました。
白砂壇を通して山門を眺めています。
白砂壇の模様は、折々変えておられます。
木立の中の山門と紅葉が、なんとも言えない雰囲気を醸しだしています。
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