今年で10回目を迎える京都嵐山一帯で開催される嵐山花灯路、年末の厳しい寒さの中、多くの人々がつめかけていました。
散策マップです。
「野宮神社」から「大河内山荘」にかけての竹林の小径は、特に混雑していました。
「野宮神社」付近の竹林のライトアップです。
二色の色彩によって幻想的な風景を醸し出しています。
「大河内山荘」も夜間開園を行っていました。
「大河内山荘」の塀際には幾種類もの行灯が小径を照らしていました。
「大河内山荘」から「常寂光寺」への道には小倉池畔に「花のあかり」と名付けた行灯と池には花びらが浮かんでいました。
「小倉池」の水面に浮かぶ、「花のありか」と称する「水上の花」が咲いています。京都嵯峨芸術大学彫刻研究部の制作です。
「常寂光寺」の山門です。ここも夜間特別拝観を行っていました。
「常寂光寺」から「二尊院」に向かいます。この辺りになると雑踏もなくなり、嵯峨野の静寂が戻り、行灯の灯にもしっとりとしたものが感じられるような気がします。
「二尊院」手前の「長神の杜」です。「コトノハ行灯」が何本も立っています。紅葉形の色紙に希望者がメッセージを書いて行灯に貼付けていきます。
「長神の杜」です。「嵯峨・嵐山古典文学の香り」と称してパネル展示があり、また百人一首の中から19基の碑がライトアップされています。
ライトアップされている「小倉百人一首の碑」です。(秋風に たなびく雲の たえ間より もれ出づる月の かげのさやけさ 左京太夫顕輔)
「二尊院門前」までやってきました。
同じ道を戻り、「落柿舎」へ向かいます。落柿舎門前の小径です。
「落柿舎」前の大きな行灯の展示です。
「落柿舎」にも人が溢れていました。門前を過ぎ、嵐山「渡月橋」へと向かいます。
「渡月橋」への道すがら、「嵐電嵐山駅」に寄っていきます、構内に展示されている、「キモノフォレスト」です。600本の京友禅のポールの幻想的な色彩の競演です。
「渡月橋」への土産物屋さんや飲食店のひしめく長辻通りです。
「渡月橋」北詰にやってきました。渡月橋を渡り「中之島公園」に入っていきます。
「渡月橋畔」の「中之島公園」で巨大行灯群が目を惹きます。京都嵯峨芸術大学芸術学部の制作です。
遊び心を作品に仕上げた楽しい作品群です。
「中之島公園」から見る、ライトアップされた渡月橋です。
「渡月橋」北詰から大堰川(桂川)(おおいがわ)を上流にいくと右岸の山々がライトアップされて川面にその姿を映しています。
「大堰川」の左岸の遊歩道です。
名勝嵐山は四季折々の景観を私達に提供してくれます。少しづつ変化しているとは言え、昔も今も変わらぬ風情を残し続けている、貴重な地域のひとつと思います。私達にはそれらを、次の世代に引渡していく責務があることを痛感いたします。
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