京都国立博物館の「明治古都館」の東側にある、「東庭」と茶室「堪庵」(たんあん)とをぶらぶらしてきました。古都館付近の騒々しさがが嘘のような人気のない静かな場所です。
「東庭」は東に向かって小高くなっていて、石段を上がっていきます。
この東庭には野外展示物として、「李朝墳墓表飾石造遺物」が所々に展示されています。朝鮮半島において、墳墓の周辺を石彫品で飾ることは、新羅第三十三代聖徳王(702〜736)の時に確率したといわれています。この庭園の石造遺品は李朝時代(1392〜1910)のものです。(説明版より)
お墓の墳丘の周りと、前面に配置されていました。「石人」には、「文官」と「武官」があります。ユーモアのある豊かな表情を眺めているだけでも楽しいものです。
「石羊」です。
「石灯籠」です
東庭の北側一画に茶室「堪庵」(たいあん)が建っています。
茶室「堪庵」です。江戸時代初期京都における公家文化の伝統を受け継いだ数寄屋造りの建物です。
母屋には、八畳の書院座敷を中心として、正面に広縁、左脇に玄関、裏に水屋があり、庭に面して自然と一体をなす空間は、軽快な屋根の取り合わせや黒木の落ち着いた色調とともに、桂離宮(1620年頃)から学んだものと思われます。母屋右側にある小間が、奥の土間から上がる三畳の茶室「堪庵」であり、金森宗和(1584~1656)好みの大徳寺真珠庵「庭玉軒」を写したとされます。(国立博物館ホームページより引用)
茶室「堪庵」の門です。
「玄関」です。
「玄関3帖の間」です。
「書院」と「広縁」です。
「書院8帖の内部です。
「書院」から続く「茶室3帖」と手前は附属屋です。
「書院広縁」から眺める庭です。しっとりと落着いた庭になっています。
_「書院広縁」から北側茶室方向の庭です。
「書院」横のつくばいです。
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