空也上人の寺「六波羅蜜寺」

| コメント(0)
 六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)は、真言宗智山派の寺院で、山号は普陀落山といいます。空也上人天暦5年(951年)に創建された西国第17番札所です。平家一門との関わりが深く、源平両氏の興亡などにより、伽藍の焼失など幾多の変遷を経て、修復され現在に至っています。
 
 
パンフレットです。

roku1.jpeg

 

 道路に面した、門を通して本堂を見ています。

roku-2.JPG

 

 本堂正面に掲げられた「扁額」です。六波羅蜜とは、仏教で悟りを開くための六つの修業で、布施(見返りを求めない応分の施し)自戒(時に応じて自らを戒める)忍辱(如何なる辱めを受けても堪え忍ぶこと)精進(日々誠心誠意尽くすこと、不断の努力)禅定(冷静に第三者の立場で自分自身をみつめること)智慧(怒りや愚痴によって大切な智慧を失わない)をいいます。

roku-3.JPG

 

 「本堂」(重要文化財)です。南北朝時代(貞治2年)の修営です。昭和44年(1969年)開創1.000年を記念して解体修理を行い、丹の色も鮮やかに、絢爛と当時の姿を再現しています。ご本尊の秘仏である、十一面観音立像(国宝)がお祀りされています。

roku-4.JPG

 

 拝観受付け横の、宝物館の案内です。宝物館には、度重なる火災を免れた平安、鎌倉期の木像彫刻(重要文化財)が数多く安置されています。

roku.JPG

 

 本堂奥にある「銭洗い弁財天」です。ここで、手持ちのお金を清めていただくと、金運を授かるといわれています。

roku-6.JPG

 

 入口入ったところにある「六波羅弁財天」護摩堂です。「みやこの七福神」の一つになっています。

roku-8.JPG

 

 秘仏である「十一面観音像」を模した像と、本堂です。

roku-9.JPG

 

 本堂横には、大きなお地蔵様とその横に寄り添うように、小さなお地蔵さんが沢山お祀りされています。このお地蔵様は、本堂解体修理の歳に発掘されたときのものです。

roku-10.JPG

 

 境内にある「塚」です。左は平清盛を祀っています。右は阿古屋の塚です。どちらも鎌倉時代のもだそうです。

roku-11.JPG

 

 曹洞宗 「道元禅師御説法の遺跡」です。永平寺を開山された、道元禅師は寛永元年(1243年)にこの六波羅蜜寺において「正法眼蔵」「古仏心」を明らかにされたのを顕彰するために建立されました。

roku-12.jpg

 

 

 

 

コメントする

2020年3月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

このブログ記事について

このページは、Kが2014年10月14日 13:27に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「宕陰地区 「嵯峨樒原 嵯峨越畑」 」です。

次のブログ記事は「通し矢でお馴染の「三十三間堂」」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.2.10