「東海道品川宿」は江戸時代に宿場町として栄えました。北品川から鈴ケ森までの3.8キロにわたって、江戸時代と変わらぬ道幅が旧東海道として、現在は商店街として残っています。
品川宿は目黒川を境に、北品川宿と南品川宿と分かれています、それらを総称して品川宿と呼ばれています。
この品川宿には一千年の歴史をもつ、品川寺や常行寺を初め、多くの神社仏閣があり、縁日も盛んで、猟師町(漁師町)でもあり、江戸前の魚介類や、魚釣り、北の吉原、南の品川と称される遊びどころを持ち、庶民の遊興の場所として大いに栄えたところです。
品川宿のホームページのお薦めコースに従って、青物横丁から北品川を歩いてきました。
青物横丁の旧東海道です。
この道幅が江戸時代と変わらないと、貴重な存在だと言われています。
商店街の街路灯です。
海雲寺です。曹洞宗のお寺で、慶長16年(1611年)八丁堀に創建されましが明治43年に現在地に移転されました。
火と水の神、千躰荒神のお寺として親しまれています。
本堂です。
品川寺(ほんせんじ)です。
大同年間(806年〜810年)の創立とされる、品川宿、最古のお寺です。
ご本尊は観世音菩薩です。
お寺の山門前には、石の台座に安置された大きな地蔵菩薩があります。これは江戸六地蔵の一つです。
山門です。
大梵鐘(国指定重要文化財)です。
明暦3年(1657年)の鋳造です。
天妙国寺です。
興安8年(1285年)に開かれた法華宗のお寺です。
10月中旬のお会式は万灯が境内を埋め尽くすそうです。
天台宗常行寺です。
承和15年(848年)の創建といわれ、品川宿最古のお寺の一つです。
「品川宿の松」この松は旧東海道品川宿のシンボルとなる街道松です。
目黒川にかかる品川橋です。
この川を境して北品川宿と南品川宿とに分かれます。
目黒川に架かる赤い鎮守橋です。
荏原神社です。
創建は和銅2年(709年)の創建です。品川宿、最古のお寺の一つです。
恵比寿さんが安置されています。
現在の社殿は、(1844年)江戸時代の建築です。
聖蹟公園(品川宿本陣跡)です。
江戸四宿の一つで東海道五十三次の第1番目の宿場として発達しました。
参勤交代の諸大名などの宿泊・休憩所として大いに賑わったとされています。
品川宿本陣跡です。
一心寺です。
安政2年(1855年)に建立された真言宗のお寺です。
養願寺です。正安元年(1299年)の創建といわれる、天台宗のお寺です。
虚空蔵菩薩をお祀りしています。毎月7の付く日は縁日が行われています。
法禅寺です。
本堂です。
「流民叢塚碑」です。
天保の大飢饉で亡くなった人たちを祀る供養塔です。
品川宿には農村などから流浪してくる者が多く、この付近で病や飢餓で倒れた人の五百余人が埋葬されたといわれています。
品海公園です。
かって海岸の荷上場の名前です。三代将軍徳川家光が東海寺に入るとき、沢庵和尚が迎え出て問答をした故事に因んだ場所です。
(大軍を率いても将(小)軍とはこれいかに)
藤沢宿の街道松です。
東海道が取り持つ縁で藤沢宿から寄贈された松を植栽されたものです。
江戸時代、品川沖に迷い込んだクジラの骨が埋められた利田神社です。
そのクジラ塚です。
クジラの頭部を表していますね。
品川神社です。
文治3年(1187年)に源頼朝によって、創建されたと伝えられています。
北品川宿の鎮守さんです。
大鳥居の左右の石柱に、昇り龍と下り龍が彫られている珍しい大鳥居です。
この急な階段を、お神輿が上り下るという、天王祭のお祭りは品川宿の名物だそうです。
本殿です。ご祭神は天比理乃咩命(あめのひりのめのみこと)です。
東海七福神の大黒さんが祀られています。
青物横丁から北品川まで、約2時間半の品川宿巡りを終えました。
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