昔から、京都では、家の新築や改築などを手がける時には必ずお参りして御祈祷をしてもらう習わしがあります。その京都の方除け、厄除けの神社として、多くの人々の信仰を集めている城南宮さん。
平安遷都の際、都の南に国の守護神として創建されました。ご祭神は国常立尊、大国主命、神功皇后がお祀りしてあります。
神苑は楽水苑と呼ばれ、源氏物語花の庭と言われて四季折々花の名園として知られて、またここで雅やかに行われる曲水の宴は多くの観光客を集めています。
またここ城南宮から明治維新を決定づける戊辰戦争の発端となった鳥羽伏見の戦いが始まったことでも良く知られています。
国道一号線よりの参道と西大鳥居です。
城南宮へお参りする参道と「城南宮鳥居」です。
「拝殿」です
「神楽殿」です。
拝殿から「本殿」です。
「本殿」です。
神苑は「楽水苑」と呼ばれています。
大きく分けて「春の山」「平安の庭」と道を隔てて南側に「室町の庭」「桃山の庭」「城南離宮の庭」からなっています。
まず、神苑入口を入ると「春の山」に向かう道筋に椿が咲いていました。
「初嵐」です。
「曙」です。
「城南椿」です。
蝦夷錦です。
有楽(太郎冠者)です。
椿を眺めて、「春の山」に向かうと、築山になっていて、あたり一面、紅白の「枝垂れ梅」が素晴らしい眺めを提供してくれました。
苔と梅の花の対比がなんとも言えません。さすがに春の山と名付けたことが頷けます。
枝垂れ梅です。眺めは圧巻です。
梅の花と苔との色彩の対比が素晴らしいです。
春の山を過ぎて、社殿の回りををぐるりとひと回りするように、順路が作られいています。
四季折々に、花々を楽しめるように工夫がされています。
神楽殿の東側です。
馬酔木も咲いていました。
社殿の東側は平安の庭になります。一筋の遣水(やりみず、小川)が巡らされた、この庭で、春と秋に、平安時代の貴族の衣装をまとった詠み人たちによって、「曲水の宴」が催されて、王朝の雅を再現します。
東西に通る参道を隔てた、南側の室町の庭です。
茶室楽水軒があります。
たくさんの鯉が泳いでいました。
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