黄檗山(山号)萬福寺は、創建は寛文元年(1661年)中国の明から来た、隠元禅師の開基によります。
そのことにより,日本の一般的な寺院建築と違って、総門から始まり伽藍に至るまで中国風の趣を持っています。
お堂の中にも自由に入ってお参り出来ますので、仏像などもゆっくりと拝見出来ます。また写真なども自由に撮れますので、厳しい寺院が多いなかでは希有の存在です。
案内パンフレットです。

境内案内図です。

「総門」です。
総門から参道を見ています。
一宇庵田上菊舎(山門を出れば日本ぞ茶摘うた)の歌碑です。
「三門」です。
三門から参道を経て、「天王殿」です。
「天王殿」です。中国寺院では一般的に玄関として見られるお堂。弥勒菩薩(布袋)の他四天王、韋駄天が祀られています。
広目天です。

多聞天です。

韋駄天です。

持国天です。

増長天です。

弥勒菩薩(布袋)さんです。
拝見するだけで幸せな気分にさせていただけますね。
「大雄寶殿」(だいほうほうでん) 重要文化財で本堂です。
用材はすべてチーク材が使用されている珍しい建物です。
「大雄寶殿」(だいほうほうでん)内部です。
「大雄寶殿」(だいほうほうでん)。 中央が、本尊釈迦如来像、右に迦葉尊者、左に阿難尊者、両側に十八羅漢を安置されています。ともに明朝時代の范道生の作です。
「斎堂」(さいどう)重要文化財です。 僧侶が食事をするところです、約300人が食事が出来ます。
「斎堂」(さいどう)前には魚の形をした開梆(かいばん)が吊るされています。木魚の原型になったもので、時を知らせる法具です。
「法堂」(はっとう)重要文化財です。 説法をする場所になっています。
法堂 前にある「卍くずし」の勾欄がいかにも中国風の寺院を感じさせます。
「禅堂」重要文化財です。
座禅するところで、斎堂、浴場と共に三黙道場といわれています。
回廊より境内を俯瞰しています。
「壽塔」重要文化財です
開祖、隠元禅師のお墓です。
「合山鐘」(がっさんしょう)です。
回廊に吊るされています。珍しい釣鐘です。
庭の一角に石庭が設けられていました、禅問答が出来そうです。
「開山堂」(かいさんどう) 開山隠元禅師を祀る場所です。
萬福寺への案内図です。

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