2013年10月アーカイブ

「時代祭」の行列

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  京都三大祭りの一つ、時代祭。今年も10月22日例年通り、京都御所、建礼門を12時に出発しました。
 
 時代祭は、平安遷都から1100年を記念して、桓武天皇を祭神とし平安神宮が創建された明治28年(1895年)に始まった比較的新しい祭りです。
 
 京都市民による組織、平安講社によって運営され、年々行列も増えて豪華なイベントとなっています。
 行列は明治時代から歴史を遡り、公家や武士、町衆の京都の歴史風俗史として興味深く見る事ができます。



 行列の出発を待つ観覧席の人々。外国人の姿も多く見られ国際色豊かです。
 右奥が建礼門で、出発点です。
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 いよいよ行列が始まりました。時代祭旗を高く掲げています。
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 まず先頭は、皆さんテレビや新聞紙面でお馴染の「維新勤王隊列」です。
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 錦の御旗を掲げて、勤王隊が進みます。
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 「徳川城使上洛列」 挟箱持や槍持の掛声と共に、パフォーマンスが始まります。
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 「江戸時代婦人列」 和宮です。
 花街のきれいどころが着飾り、華やかな行列です。
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 安土桃山時代 「豊公参朝列」牛車が進みます。
 朝廷に参上する行列を再現したもので、威風堂々として、権威を印象づけています。 
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 安土桃山時代 「織田公上洛列」 織田信長です。
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 安土桃山時代 織田公上洛列 滝川一益です。
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 伊勢氏です。
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 室町時代 「洛中風俗列」です。
 京都の町衆による、風流踊りを再現しています。
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 室町時代 「洛中風俗列」です。
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 吉野時代 「楠公上洛列」です。
 上洛する、楠木正成一族の行列です。
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 吉野時代 「中世婦人列」 桂女です。
 婦人会の奉仕による、行列です。
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 吉野時代 「中世婦人列」 淀君です。
 花街の人々による、華やかな人気のある行列です。
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 吉野時代 「中世婦人列」 藤原為家の室です。
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 吉野時代 「中世婦人列」 静御前です。
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 鎌倉時代 「城南やぶさめ列」 射手武士です。
 やぶさめは弓を馬上から、的に向って射るという競技で、現在も神社の行事として、各所で盛んに行われています。
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 藤原時代 「平安時代婦人列」 巴御前です。
 祇園や先斗町の人々が奉仕する、一番人気の行列です。
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 藤原時代 「平安時代婦人列」 常盤御前です。
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 藤原時代 「平安時代婦人列」 紫式部と清少納言です。
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 藤原時代 「平安時代婦人列」 和気広虫と童女です。
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延暦時代 「延暦武官行進列」大将、坂上田村麻呂の姿です。
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 延暦時代 「延暦武官参朝列」公卿諸臣の、参朝の情景を表しています。 
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 「神饌講社列」
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 「前列」です。神幸列に先行するので前列と称します。
 雅楽の伶人、など優美な行列です。
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 「神幸列」後の御鳳輦 桓武天皇です。
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 「白川女献花列」 弓箭組列をもって、行列は終わりです。



  港で出会う芸術祭と銘打ち、「神戸ビエンナーレ 2013」が10月1日から、
『さく・SAKU』をテーマーに、神戸市内で始まりました。
 
 会場は、大きく三ヶ所に分かれていて、メリケンパーク・神戸港エリア、兵庫県立美術館・ミュージアムロードエリア、三宮・元町エリア、となっています。
 とても一日ではまわり切れず、今日はメリケンパーク・神戸港エリアを訪ねてきました。
 
 このエリアは、メリケンパークのアートインコンテナ国際展と、神戸港海上アート展とに分かれています。

 まず、神戸港の遊覧船に乗り、神戸港の遊覧を兼ねながら、埠頭や突堤などに設置された作品を鑑賞するというユニークな取組みです。
 海が荒れると鑑賞出来ない作品があるという欠点は抱えてはいますが、あまり知られていない神戸港の姿をありのまま見られるという楽しさもあり、初めての経験でしたが、なかなか良いアイデアで、所要時間約45分の遊覧でした。
 
 神戸港の1画、メリケンパークのアートインコンテナ国際展は、神戸ならではの面白い企画で、貨物船などに積込む輸送用のコンテナを集積させ、その内部空間、1個1個を展示スペースとして、各作家が作品を展示し、鑑賞してもらうというものです。
 内部のそのコンテナ特有の限られた空間をいかに生かし、また利用して、自分の主張を表現していくかを問われるという作品群で、しかも展示はいろんなジャンルからの作品が一堂に会して、素晴らしかったと思います。
 各作品は、時間の経過を忘れるほど、目を見張るアイデアや発想の集まりで、楽しい一時を過す事が出来ました。



 案内パンフレットです。
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  神戸港遊覧船 「オーシャンプリンセス号」です。中央ターミナルから出港です。
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 オーシャンプリンセス号 大勢の小学生の団体と一緒で、賑やかな遊覧でした。
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  停泊中の「コンチェルト号」です。グルメ船として人気があります。ディナーやランチなどを提供しながらクルーズをしています。
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 モザイクガーデンの埠頭に立つ「旧新港第五突堤信号所」
 大正10年(1921年)に神戸港に入港する船舶への安全を守る為の信号所として設置されたものです。
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 川崎重工のドックで、建造中のタンカーです。
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 三菱重工業のドック。 海上自衛隊の船舶の修理ドックです。
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 完成目前のパナマ船舶です。
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 三菱重工業のドック。海上自衛隊の潜水艦二隻が見えます。
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 中央卸売市場突堤の作品 「輝く人」 伊藤嘉英 作  海に向って、太陽に向って、咆哮しているような、そして全身が光り輝いています。
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 第一防波堤です。遠くに神戸空港が望めます。
 波が高く、これ以上向う事が出来ず、ここでUターンです。
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 メリケンパーク 突堤の作品 「The Flowers of KOBE」  高須賀昌志 作
 海上から鑑賞するように、作品は海に向っています。
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 中突堤中央ターミナル前に設置されています。「starry sky view 」 四方謙一 作
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 同じく、中突堤中央ターミナル前に設置されています「ミドリヲスクウテ」 兵庫県立大学院緑環境景観ビエンナーレチーム 作 
 壊れやすい自然環境や、緑のある風景を人間の手で守り育て、次世代に引き継いでいこうとのメッセージを表現しています。
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 公園のランドマーク オルタンシアの鐘
 1989年11月に開催された、第一回神戸ファッションフェスティバルを記念して建設されたものです。
 かっては一日に4回、鐘を鳴らしていましたが、大震災で被災し現在は鳴らしていません。
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 メリケンパークの所々に、このような作品が展示されています。
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 この作品もメリケンパークの一画にあります。作品名 「Blooming Universe  」  Cyryl Zakrzewski 作
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 「アートインコンテナ国際展」の入口です。
 この作品群はいずれも撮影自由という、日本では珍しい寛容さです。
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 「風花雪月之扇」 陳 軍 作
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 その内の一枚です。精緻な筆使いが目を引きます。
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 「ガンバレ!タネ」 劉巍然・吉田泰巳(コラボレーション)  
  自然への暖かい眼差しが感じられます。奥まで入って行けます。
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 「Where the flowers come from?」リー・リーナム 作
 見ていて楽しい作品です。有名な絵画の作品群の中を、自由にジェット機が飛び交います。
 伝統的なイメージと、現代的なイメージを巧妙に織り交ぜた、その発想に感心します。
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 「Migrated strange flowers Dimensions variable, paper,」2013 View シン・ホユン 作
 コンテナ特有の間口が狭く、奥行きが広い空間を巧みに利用して、視覚間隔に訴えます。
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「いけばな京花傳」 手嶋敏和 作 
 新しい生け花のあり方を問う作品と感じました。
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 「風景2013 重陽 tyoyoh- 」 松本 司 作
 旧暦9月9日は重陽の節句で、今年は10月13日にあたります。
 別名、菊の節句とも言われ、古来より長寿を願うとされています。
 着せ綿という風習もあり、五行に基づく五色(白、黄、赤、葉の青、水の黒)を以て、重陽の節句の想いを表現してみたいとの試みです。
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「21グラムのゆくえ」 京都嵯峨芸術大学 山本ゼミ
 21グラムのゆくえとは何か、生と死の狭間にある21グラムの魂、
その答えを求める為の、7人の学生の模索です。
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 かな美の世界 兵庫県作家協会
 日本独特のかなの世界、そのかなの書の美を集めた作品集です。
 扇面に書かれた、筆使いの繊細さに日本人の感性の豊かさを、改めて感じます。
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 「Light flower of Two faces 」 安蔵隆明
 素晴らしい作品です。さすがにこのコンペの大賞作品に相応しいと思いました。
 スイッチを押すと、ストロボが発光し、色々に変化し姿を表し、また動きが加わり、華やかな色彩を見せてくれます。
 瀬戸内芸術祭の直島で、これと同じような傾向の作品を鑑賞しましたが、光とアートの組合せ作品が、今後益々現れる予感がします。
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 「The Slowdown Of Time」   HANS SCHOHL
 面白いユニークな作品です。作家の言葉では「花はゆっくり咲き、ゆっくりと発芽を行う。時間に追われ続ける日常の生活を花の咲く時間から考え直す」と。
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「LIKE A FLOWER 」   ARES BENDA
 チェコの作家の作品です。コンテナ一杯に広がる輝く光は、自分の居場所を見失う、錯覚に陥るようです。
 多くの人間が自分の居場所を求めて彷徨っているように。
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 「Spliced View 」  四方謙一 作
 コンテナ内の細長い空間一杯に、巨大な錐状の立体を嵌め込み。コンテナのその奥、またそれを切り裂いた先の情景を見定めようとする、未知の世界の不安定さを突き破ろうとする迫力です。 
 中央ターミナル前に設置されている「starry sky view 」と同じ作家の作品です。
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 コーヒー豆の旅 SANTOS-KOBE   あさうみまゆみ・河南誠
 コンテナによって、遠い異国の地から運ばれてくるコーヒー豆。
 楽しいか、不安か、嬉しいか、そんなコーヒー豆の気持ちを、ユーモラスに表現した、楽しいホットでクールな作品です。
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 未生流中山文甫会 中山高昌 作
 生け花とは言い難い生け花、されど生け花、オブジェというべきか。
 とげとげしい、地球の向こうに見えるのは、複雑に絡み合った世界なのか。
 はるかに見える青空が、少しは希望の光を投げ掛けてくれるのか。
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 メリケンパーク ポートタワー 神戸海洋博物館 
 会場内から港神戸のシンボル、ポートタワーと海洋博物館が見えます。
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<メモ> 
 「神戸カルチャー情報誌 2013臨時号」より転載しました。
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 京都への街道の出入口、七口の一つ、東山の華頂山の山裾「粟田口」に鎮座する「粟田神社」。
 その、粟田神社の御祭神はスサノオノミコト・オオナムチノミコトで、街道の入口にあるところから旅立ち守護、旅行安全の神として人々に畏敬されています。
 
 その、粟田神社の例祭で、一千年の歴史を持つと言われる粟田祭が、本年(2013年)は10月12日から15日まで執り行われました。
 12日の神賑行事に始まり、13日夜渡神事、14日神幸祭、15日例大祭と4日間に亘ります。
 その、13日に執り行われた夜渡り神事、「れいけん(霊験)」に出かけました。

 夜渡り神事は 「約400年前の旧暦9月14日の夜、大きな石の上に瓜が覆っており、そこに御金札(金のおふだ)があって光り輝いていた。その金札には感神院新宮(粟田神社の旧社名)と銘があったという。金札の現れた石は「瓜生石」と名付けられたという。」というような故事から、毎年夜渡り神事と呼ばれる「れいけん」が行われています。
 瓜生石は知恩院の黒門の門前にあり、その瓜生石の周りを三度回って行われます。その後、行列は大燈呂と共に氏子町内を練り歩きます。
 
 粟田大燈呂は、青森県のねぶたのルーツとも言われ。長い間途絶えていましたが、平成20年に復興しました。
 大燈呂とは大きな灯籠の山車のことで、高さは約3mもあり、京都造形芸術大学の皆さんの手によって毎年制作され、今年は9基が行列に華を添えました。

 粟田祭りのパンフレットです
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 昼間の粟田神社です。
 国道1号線、三条通りに面した一の鳥居です。参道が続きます。
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 二の鳥居です。参道が道路により寸断されていますが、往時の寺域の広さを感じさせます。
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 二の鳥居からの参道です。
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 参道脇の神馬の像です。銅製です。
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 境内の能舞台です。
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 能舞台の鏡板です。神山雪佳さんによる松が描かれています。
 風雨に晒されて劣化していくのではと心配です。
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 拝殿です。
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 御本殿です。
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 「夜渡神事」当夜の二の鳥居からの参道です。行灯に照らされています。
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 拝殿には提灯やお供物に囲まれて、御神輿が鎮座していました。
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 十二灯も夜空に浮かびます。
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 「れいけん」の神事が執り行われています。瓜生石の周りを行列が三度まわっていきます。
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 松明に照らされ、僧侶、神官などを先頭に厳かに粛々と進みます。
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 十二灯も若衆に担がれて、太鼓と共に進み、夜の神事に相応しい光景です。
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 粟田大燈呂も神事に参列しています。
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 粟田大燈呂が華やかに神事を盛り上げています。
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 「れいけん」が終わり、知恩院の僧侶たちが黒門に向かいます。れいけんは神仏習合の神事です。
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 いよいよ、れいけんの神事が終わり、行列が松明を先頭に、太鼓や鉦を叩いて巡行を知らせていきます。
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 粟田大燈呂もいよいよ出番です。
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 粟田大燈呂 粟田神社の祭神の一人「クシナダヒメ」です。
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 粟田大燈呂 出世恵美須です。
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 粟田大燈呂 山越の弥陀です。
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 粟田大燈呂 烏天狗です。
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 粟田大燈呂 合槌稲荷です。
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 粟田大燈呂 八岐大蛇です。
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 粟田大燈呂 一つ目小僧です。
 青蓮院の前。道路に張出した小枝を巡行の妨げにならないよう竹竿で除けています。
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 粟田大燈呂 「牛頭天王」に続いて「出世恵美須(恵比寿)」「山越の弥陀」と続きます。
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 巡行には、京都造形大学の学生さんたちが声をからして、誘導しながら参加しています。大変な労力に頭が下ります。
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 粟田大燈呂 合槌稲荷です。
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 9基もの大燈呂の行列は迫力もあり、からくりも見られる、素晴らしい出来栄えででした。
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 行列も氏子町内を巡りながら、進んでいきます。
 楽しい一夜でした。
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<メモ>
粟田祭りのパンフレットから転載です。
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「京都駅ビル」いつも電車に乗降するためだけに利用し、ゆっくりすることもなかったのですが、我が京都の表玄関。一度、関心を持って眺めてみたいと歩いてきました。
 
 私の知る京都駅は、1914年(大正3年)に建てられた2階建ての木造建築で、駅としては二代目、戦後1950年(昭和25年)11月火災で焼失。その後、新しく三代目として、昭和26年に着工し、建設されましたが、古都京都に相応しい建物とは言えず、また利便性からも、建替えは時間の問題と言われてきました。
 
 そして、1997年(平成9年)四代目、京都駅ビルが完成し、現在に至っています。
建設に際しては、高さの問題、古都に相応しい外観か、京都市の南北を分断するなど、賛否両論で一波乱ありましたが、今となっては、駅としての機能だけでなく、観光客にも好意的に受け止められ、新しい観光スポットとして、定着してきたと思います。
 
 駅前の京都タワーも、建築時には、喧々諤々たる論争を引き起し、否定的な意見が多かったのですが。今は、駅前の1風景として納まり、違和感がなくなってきたように思います。
 
 
 
京都駅ビル立体図 (京都ビルホームページより転載)
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 「JR京都駅」塩小路付近から眺めた、京都駅ビル全景です。
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 「駅前広場」いろいろなイベントが催される広場です。
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 「コンコース」、常にごった返しています。吹き抜けで気持ちの良い、解放感が広がります。
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 「中央改札口」です。
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 「南北自由通路」2階にあります。北の塩小路通りから、南の八条通りまで通り抜けが出来ます。
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 南北自由通路に面した「西口改札口」です。
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 「南北自由通路」から、プラットホームの俯瞰です。西口の所から、右はJR伊勢丹、左は近鉄ホテルです。
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 「室町小路広場」、この場所でいつもイベントが開催され、大階段に多くの人々が座って観覧しています。
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 「室町小路広場」から、コンコースを眺めています。
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 「大階段」 室町小路広場から、大階段を見上げたところです。
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 「大階段」と「JR京都伊勢丹」 室町小路広場から見上げています。
 
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 「大階段」 室町小路広場から、大階段とエスカレーターです。
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 「大空広場」から眺めた大階段と、室町小路広場です。
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 「室町小路広場」から、東方面の俯瞰です。
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 「最上階」「大空広場」と、「葉っぴいてらす」です。
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 「烏丸小路広場」です。
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 「最上階」 東広場7階から、烏丸小路広場を見下ろす。正面に空中径路が見えます。
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 「最上階」 東広場から西方、室町小路広場と大階段を見ています。
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 「最上階」「東広場」から、中央コンコースを見下ろしたところ。
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 「最上階」「東広場」 出発(タビタチ)のプリエモニュメントです。
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 最上階 「東広場」です。 
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 「南広場」4階から、コンコースを見下ろしています。
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 「南広場」4階から駅南方面、新幹線ホームと、遠くに稲荷山方面が見えます。
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 「烏丸小路広場」4階より。駅北方を眺めると、京都タワーと中央が烏丸通りです。
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 「南遊歩道」から駅南方面、近鉄京都駅と近鉄ホテル。遠くに京都南部市街が広がります。
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 「京都駅八条口」からの、新幹線中央改札口です。
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 「京都駅八条口」八条通りからの、京都駅の全体像です。
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  瑞饋祭。瑞饋とは、めでたいしるしをおくること。
平安時代、西之京神人(じにん)が五穀豊穰を感謝し、そのお礼として旧暦9月9日(重陽の節句)に自分たちが作った新穀、野菜、果実などに草花などを飾付け、菅原道真公の神前にお供えしたのがこのお祭りの始まりと言われています。

 北野天満宮の氏子でもある、西之京の人々は、明治時代になって天神さんの神幸祭と共に、お祭りを行うようになりました。
 西ノ京の人々により1ヶ月掛かりで作り上げられたずいき神輿は、御旅所で10月1日より4日までお披露目されます。

 お祭りは、10月1日の神幸祭の北野天満宮からの行列を、西之京にある御旅所にお迎えして、10月4日まで在所されます。
 4日には、御旅所から北野天満宮への還幸祭が行われ、瑞饋神輿も氏子町内を練歩き、北野天満宮へとまいります。

 現在の(西丿京)地域は、殆ど都市化が進み、田畑も少なくなり、飾付けの素材の調達の難しさは想像にするに難くありません。その中で拝見したような素晴らしいズイキ神輿を毎年奉納し続ける事そのものの困難さを、このお神輿を拝見してより一層痛感いたします。
 その伝統を守られる熱意に頭が下ると同時に、これからもなんとか続けて欲しいと願わずにいられません。



 北野天満宮の御旅所
 大鳥居です。
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 鳳輦を収める本殿です
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 駐輦されている間、多くの氏子の皆さんのお参りがあります。
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 御輿岡神社(みこしがおかじんじゃ)お旅所の中に鎮座されています。
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 境内にある、クロガネモチの大木です。(京都市保存樹)
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 瑞饋神輿を収めて皆さんにご披露します。
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 4日間 ご披露される、瑞饋(ずいき)みこしです。 
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 屋根の部分ですが、葺いてあるズイキは、上の赤いのが唐の芋、親芋は頭芋、子芋はえび芋です。下の緑色のが真芋です。
 唐破風の曲線美を葺くのが見所です。
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 瓔珞(ようらく)四方の隅を飾る瓔珞は、赤なす、五色とうがらし、麦わら細工の三蓋松などの家紋を糸に通して作ります。
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 瑞饋(ずいき)みこし 正面です。
 見るほどに、聞くほどに、上手く細工された、野菜や、穀物、草花、干物などに感心します。
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 瑞饋(ずいき)みこし 背面です。
 真紅(しんく)屋根から下へのびる赤い柱は、千日紅という赤い花を糸を通して巻いたものです。
 天満宮の文字は白い千日紅の花です。
 鳥居は、柱には麦わら細工で龍が彫られています。額の天満宮の文字も麦わら細工です。
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 瑞饋(ずいき)みこし 側面です。
 欄間は毎年、趣向を凝らして題材を考えて作ります。材料は干しズイキ、ズイキの葉、トウモロコシの皮や毛、とうがらし、九条ネギや南瓜の種、青のり、昆布などです。

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 ずいき神輿、いよいよ出番です。
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 鳥居をくぐって、ずいき神輿が出立します。
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 氏子町内の沿道を、勢いよく練り歩いて行きます。
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 ズイキ神輿が威勢よく出発した後、還幸祭の祭列が北野天満宮に向かってお旅所を出発します。
 猿田彦大神像で、還幸祭の先陣を務められます。
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 管蓋です。
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 紫翳を捧げた人々が続きます。
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 第一鳳輦(ほうれん)の出発です。
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 続いて第二鳳輦です。
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 葱華輦(そうかれん)です。
 華やかな祭列が続いて北野天満宮を目指します。
 天満宮着後、還幸祭が行われ、後に后宴祭があり、八乙女舞が奉納されます。
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 瑞饋祭のコメントは、「西之京瑞饋神輿保存会」の資料から引用しました。
 <メモ>
 北野天満宮お旅所へは、JR嵯峨野線、円町駅から西北に歩いて、約6分。
 妙心寺、南総門から同じ「上の下立売通り」を東へ歩いて、約8分です。

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