上賀茂神社と烏相撲

| コメント(0)
 上賀茂神社(かみがもじんじゃ)正式名称 賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)です。
 京都市の北方にあり、世界遺産「古都京都の文化財」の一つとして登録されています。

 古代山城の豪族、賀茂氏の氏神と知られ。下鴨神社、両社との祭事である賀茂祭(通称葵祭)は、京都三大祭りの一つとして有名です。
 

境内図です。神社のパンフレットより転載しました。
kami.jpegのサムネイル画像


「一の鳥居」です。
kamigamo.JPG



 参道です。左右には、広大な開放的な芝生の敷地で、競馬(くらべうま)の神事などが行われます。
kamigamo1.JPG



二の鳥居に向かって、小川を渡って行きます。
kamigamo3.JPG


「神馬舎」白馬が繋がれていました。
kamigamo4.JPG


「二の鳥居」です。
kamigamo5.JPG



 「手水舎」 水は神社の御祭神、「賀茂雷大神」が降臨された神山(こうやま)の
くぐり水を汲み上げたものです。
kamigamo6.JPG



「細殿」 重要文化財 
 皇族方や、斎王がお使いになります。前の円錐形に形造られた砂は、立砂「たてずな」と呼ばれ、神代の昔、神様が御降臨された神社の北方にある、神山を模して作られました。
kamigamo32.JPG


「楼門」です。鮮やかな朱塗りの橋と楼門が、目に入ってきます。
kamigamo8.JPG


「本殿」 国宝です。 現在修復中です。 
kamigamo9.JPG



「土屋」 重要文化財 祓所として用いられています。
kamigamo10.JPG



 外幣殿(御所屋)重要文化財 法皇、上皇等の行幸の際に使用します。また競馬会神事、葵祭などにも使用されます。
kami.JPG



「北神餞所」(庁屋)重要文化財 五月競馬会神事、また能舞台として使用されています。
kamigamo11.JPG



 「片山御子神社」(片岡社)は賀茂雷大神の母君「玉依比売命」を祀った社です。
古来から、縁結びの神様として信仰を集めています。
kamigamo12.JPG



「社務所」です。
kamigamo15.JPG


 広大な芝生の敷地です。5月5日、競馬会神事や、10月笠懸神事が行われるところです。
kamigamo16.JPG



 森が神域を包み込み、その中に多くの摂社や、末社が点在します。自然と安らぎを与えてくれる空間です。
kamigamo17.JPG


 賀茂の森の中に、清麗な小川が流れ、歴史を刻んだ石橋が掛かっています。
kamigamo18.JPG


ひっそりと佇む「岩本神社」です。
kamigamo19.JPG


「渉渓園」 古くは龍の住む池があったと伝えられる場所です。
kamigamo22.JPG



 「重陽神事」 9月9日は九という陽の数字が重なる事から重陽といい、災厄を祓って無病息災を祈願します。
kamigamo23.JPG



 重陽神事の後、烏相撲(からすずもう)の神事が続きます。神社御祭神の外祖父「賀茂建角身命」が神武天皇が東征の際に、八咫烏となって先導されたという故事が伝えられ、鳥との結びつきが深いところからの奉納神事です。
 
 前日には「烏相撲打取式」も行われ、当日に備えます。
烏相撲は、刀祢(とね)と呼ばれる役が烏の鳴き声を真似て問答をしたり、人に聞こえないように口の中でぶつぶつと祭文を唱えるなど、ユーモラスな神事について、神官が説明される度に、笑い声が辺りを包みます。
 その後、細殿で斎王代が見守る中、子供達による相撲の取組みが行われます。
kamigamo24.JPG


「重陽の神事」が終わり、細殿に向かわれる斎王代。
kamigamo25.JPG


「細殿」立砂の前の土俵にて、烏相撲の奉納神事が行われます。 
kamigamo27.JPG



 禰宜方(ねぎかた)、祝方(ほうりかた)に分かれ、子供たちによる相撲が、細殿前にて行われます。
kamigamo28.JPG


子供達の真剣な取組みに、拍手が送られます。
kamigamo29.JPG



 「社家」(国の重要伝統的建造物群保存地区) 上賀茂神社を出て、東に向かうと、江戸時代には、上賀茂神社の神官たちの社家と称された屋敷町があります。
 昔の面影をそのまま残していて、前を流れる明神川と、土塀、庭の樹木、遠くの山並みとが一体となって、美しい景観を見せています。
kamigamo31.JPG


江戸時代にタイムスリップした思いがします。
kamigamo30.JPG


<メモ>  交通・アクセス   上賀茂神社案内パンフレットより。
公共交通機関の場合、京都駅、地下鉄烏丸線北大路駅等より市バスがいます。
お車ご利用の場合、名神高速道路京都南インターより約40分。京都駅より約30分。堀川御池より約20分となっています。

kamo.jpeg

コメントする

2020年3月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

このブログ記事について

このページは、Kが2013年9月16日 16:14に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「「下鴨神社」と古本まつり」です。

次のブログ記事は「大覚寺の「観月の夕べ」」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.2.10