高岡市と言っても、日本地図の何処に位置するかと、すぐ、正確に、指を指せる人は、そう多くはないのではないかと思います。
その高岡市は、富山県の北西部にあり、能登半島の東南端、富山湾に面しています。
「良いところですよ」と聞き及び、そんな高岡の街をぶらぶら歩いて来ました。丁度、一年前、訪れましたが、強い風雨に晒され、撤退を余儀なくされての、リベンジです。
まだまだ、行き漏らした場所も、多いのですが。散策モデルコースに従い、駆け足での?ぶらぶら散歩でしたが、それでもこの街の魅力は充分味わうことができました。魅力のある街は、地方にも、まだまだ多いことを再確認した旅でした。
案内パンフレットです

「高岡市万葉歴史館」
ここは市街からは、遠く離れていますが、ぜひ訪問したい場所でした。
万葉集の代表的歌人、大伴家持は、越中国守としてこの地に、5年間在任し。多くの歌を詠み、その、220首余りが、万葉集に収められています。故に、万葉集ゆかりの地として建てられたものです。
池を挟んで「企画展示室」と「常設展示室」正面は回廊です。
「常設展示室」
越中の国と、万葉集の関り合いを、パネルや、展示品で紹介しています。
「高岡市万葉歴史館」回廊
氷見温泉 ホテル永峰閣からの富山湾。はるかに立山連峰が望めます。
日本三大仏の一つ「高岡大仏」です。
380年の伝統を誇る高岡銅器の象徴として、原形、鋳造ともに高岡工人の手によって建立されたものです。
「高岡古城公園」 前田利長公が築いた高岡城の城址を公園としたものです。
広さは21万㎡ 東京ドームの約4.5倍の広さがあり、周囲を濠で囲んでいます。
公園内には体育館、動物園、博物館、市民会館等が存在します。
案内パンフレット

「西内濠」です。春は桜、秋は紅葉、冬景色と、四季折々、楽しめるようになっています。
駐春橋を渡って、古城公園に入って行きます。
「高岡古城公園」駐春橋を渡って、射水神社(いみずじんじゃ)への参道です。
「射水神社」広々としています。
射水神社「本殿」
「本丸広場 」芸術の森としてブロンズ像が飾られて、自然と文化が調和する空間を演出しています。イベントも開催されます。
また、多くの句碑、歌碑、顕彰碑などが、あちら、こちらにあります。
「山町筋」(土蔵造りの町並み)伝統的建造物群保存地区
目障りな電柱や、看板なども少なく、町並みは美しく。大火に遭った経験から、防火に優れた重厚な、建築物が軒を連ねています。
「菅野家住宅」
赤レンガの銀行 「富山銀行」
「金屋町」(千本格子の家並み)ここの町並みも美しい。高岡市民の景観に対する、心意気が示されているようで、捨て難い風情が醸し出されています。
通行する車も少なく、ぶらぶら散策するには、もってこいのようでした。
千本格子も美しいお宅です。
国宝 「高岡山瑞龍寺」(ずいりゅうじ)
加賀藩二代藩主、前田利長公の菩提寺です。造営に、二十年の歳月を要したといわれ。寺域三万六千坪、七堂伽藍を擁し、周囲に濠を巡らし、城郭を思はせるものであったと言われています。
国宝 「山門」
国宝 「仏殿」
JR高岡駅付近
懐かしい路面電車が走っています。昔は至る所で走っていました。京都も廃止してしまって、今となっては惜しいと考える人は多い筈です。せめて、北野のチンチン電車だけでも、残しておけばと惜しまれます。
廃止に反対の意見も、動きもあったのですが、車社会に押切られてしまいました。
人に優しい「ライトレール車両」低床式で乗降も楽です。
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