「御室仁和寺」の遅咲きの桜が見頃を迎えたということで、人出の少ない「仁王門」の開門を狙って出掛けて来ました。
嵐電「御室仁和寺駅」から北へ歩くと、正面に威風堂々たる「仁王門」(重要文化財)が迎えてくれます。
「仁王門」には「御室桜」見頃と立看板が、そして門を通して満開の桜が見えます。左右に、阿吽の仁王像が安置されています。
「仁王門」より足を踏み入れると、広い参道が広がり正面に「中門」が見えます。右手には桜が、左手は「勅使門」から「御殿」になります、
左に「勅使門」です。
江戸時代初期と言われる(重要文化財)の「中門」です。
「中門」をくぐると西方の一帯に「観音堂」にかけて「御室桜」の林がが広がります、古くから和歌にも多く詠われています、この御室桜は、遅咲きで背丈が低いことで知られています。「ねぶたさの 春は御室の 花よりぞ」 与謝野蕪村
満開に近い「御室桜」が青空に映えます。
林の中には散策路が巡らされてゆっくり鑑賞出来るようになっています。
桜林を通して「観音堂」が垣間見えます
今年初めて「観音堂」のそばに「御室華舞台」が設営されて、地上からだけでなく高所から眺める工夫が凝らされています。高さ約4米ほどあります。
「華舞台」の上からの桜林の俯瞰です、左は長い年月をかけて修復され、この5月に落慶法要が営まれる「観音堂」(重要文化財)です。
桜林からの「五重塔」(重要文化財)です。寛永21年建立です。
昨年の台風で痛んだ部分の修復工事中の現在の「五重塔」です、シダレサクラとミツバツツジの競演です。
「金堂」への参道から振り返り「中門」を眺めます。
「金堂」への参道です。
「金堂」(国宝) 正面です。桜が華を添えます。御本尊阿弥陀三尊をお祀りしています。
ミツバツツジが美しい「金堂」の右手です。
「金堂」西側にはシャクナゲが彩りを添えます。
「金堂」前から「中門」を振り返ります。
「御影堂」への参道です。
「御影堂」(重要文化財) 正面です。
「御影堂」のそばに「不動明王」がお祀りされています。
「鐘楼」(重要文化財)です。
「経蔵」(重要文化財)です。
「九所明神」(重要文化財)です。本殿、左殿、右殿の三棟からなり、八幡三神を筆頭に九座を祀り仁和寺の伽藍を守っています。
点在する伽藍の間には、よく手入れの行き届いた美しい広い境内が広がります。
例年、四季折々美しい景観を提供してくれる「御室仁和寺」日頃の散歩で立ち寄り、その美しさの恩恵に預かることに感謝しています、常に多くの人が広大な境内の剪定や雑草や落ち場をを取り除き、砂利道を整調し維持に努めておられることに頭が下がります。京都に生まれ育ったことに日々感謝、感謝です。