「近江八幡」散策と「ヴォーリズ建築」

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 戦国時代の舞台となり、戦乱をかいくぐり保持されてきた湖東から湖北にかけての町々には、城跡や名刹など、また物資の流通による商人の台頭などによって、歴史の宝物としてみるべきものが多いように思います。今回は近江八幡の町です。

 近江八幡は平成22年(2010年)旧の近江八幡市と安土城で名高い安土町が合併して新しく近江八幡市となりました。豊臣秀次が築いた城下町を基礎として、商業都市して発展した町で、五個荘町、日野町を含めて近江商人の発祥の地として良く知られています。

 近江八幡の散策は駅から車で10分、小幡上筋の交差点から始まります。この交差点を西に進むとヴォーリズが手掛けた池田町洋風住宅街があります。  「池田町洋風住宅街」(ヴォーリズ建築群)「ウオーターハウス記念館」です。 

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  池田町洋風住宅街 「旧ウォーターハウス邸」(大正2年1907年)建築です。

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  住宅街を北に進むと「本願寺八幡別院」です。本願寺顕如上人の開基で、蒲生野に建立されましたが、文禄元年(1592年)豊臣秀次が八幡山に築城する際、現在地に移転したものです。表門です。

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  「本堂」です。

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 「八幡別院」から「願成就寺」への町並みです。

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  「願成就寺」山号は、日杉山普門院願成就寺といい、 近江湖東27名刹霊場 21番札所となっています。 推古27年、聖徳太子の建立と伝えられています。ご本尊は木造観音立像(重要文化財)で、かやの木で聖徳太子作と伝えられています。長い石段の参道を上ります。

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   「本堂」です。

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  「不動堂」です。

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   「芭蕉句碑」があります。 (五月雨に鳩の浮巣を見に行かん)

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  「池田町の民家」です。このあたりから、八幡堀にかけて、古い民家や商家が立ち並んでいます。

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  「本町」「中村四郎兵衛邸」です。 享保5年創業の呉服店で現在も営業されています。

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  「旧伴家住宅」です。現在八幡教育会館となっています。

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  「近江八幡市立資料館」で、ヴォーリズの建築です。近江商人の代表的な人物、西村太郎右衛門の宅地跡で、旧近江八幡警察署です。現在その建物を利用して、郷土資料館となっています。本日は休館日です。

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  「新町通り」 碁盤の目の通りに、近江商人の豪商の居宅が軒を連ねています。

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  「森五郎兵衛邸」です。

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  左、「大文字屋 西川利右衛門邸」です。

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  「新町通り」を北に抜けるとお馴染の八幡堀に出てきます。八幡堀は城を防御するためのものですが、豊臣秀次は運河として利用し、近江の町の発展に寄与し、多くの商人が全国的に活躍するようになりました。物資の集積場となった新町浜です。

 

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   新町浜を後に、堀に沿って東へと歩を進めます、八幡堀に架かる「明治橋」です。

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  「明治橋」を潜りなおも行くと、「日牟禮八幡宮」の参道の「白雲橋」が見えます。一時、堀の埋立ても検討されたようですが、その後美しく整備されて憩いの場となっています。

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  「白雲橋」から「日牟禮八幡宮」へと向かいます。

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  橋を渡ると「大鳥居」が姿を見せます。

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  日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)は八幡山の山麓にある神社で、平安時代の創建といわれ、宇佐八幡宮を勧請したものといわれています。ご祭神は、誉田別尊など3神で、古くから近江商人の信仰を集めています。3月の左義長まつり、4月の八幡まつりは有名です。

  「楼門」です。

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  「拝殿」です。

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  「本殿」です。

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  「能舞台」も備えています。

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   「白雲橋」に戻り八幡堀をさらに東へ、土蔵が連なっています。

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  「かわらミュージアム」の白壁が目を惹きます。

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  「白雲橋」の袂に「白雲館」があります。「白雲館」は明治10年に八幡東小学校として建てられたもので、このモダンな建物は現在は観光案内所となっています。

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  「白雲館」の前を西に進むと、右側に「西川甚五郎本宅」があります。

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  「西川家」の西側に「ヴォーリズ像」が立っています。その道を隔てた南側にヴォーリズが創業した、メンソレータムでお馴染の近江兄弟本社があります。ヴォーリズは1880年米国のカンザス州レプンワースに生まれ、1905年キリスト教の伝道師として、八幡商業高校に英語教師として赴任し、様々な分野で活躍しました。

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  ヴォーリズ像からまた東に戻り、慈恩寺町通りや博労町通りを歩きながら近江八幡駅へと南下します。 「尾賀邸(尾賀商店)」です。

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  「ヴォーリズ記念館」です。建築はもちろん教育や医療など幅広い分野で活躍したウイリアム・メレル・ヴォーリズが生活していた住宅です。近江八幡の名誉市民になっています。

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 「近江兄弟社学園」です。

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   学園の南側に「ハイド記念会館、教育会館」があります。ヴォーリズが手掛けた建物です。

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  永原町通り 醤油屋さん。

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   「旧八幡郵便局」 1921年 ヴォーリズ設計です。 現在はギャラリーとして使用されています。

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  「アンドリュース記念館」(旧近江八幡YMCA会)1907年竣工 ヴォーリズ設計です。

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  ヴォーリズの手掛けた「近江八幡教会」です。907年建てられましたが1981年失火により焼失、1983年に再建されました。

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  下水道のマンホールです。八幡堀が描かれて桜が咲き誇っています。
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  「八幡商業高校」 ヴォーリズの設計です。 近江商人の多くがこの学校で学んだといわれています。

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  正面玄関から内部の一部です。

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 「JR近江八幡駅」に戻ってきました。

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このページは、Kが2015年3月 1日 08:39に書いたブログ記事です。

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