野宮神社(ののみやじんじゃ)は、伊勢の神宮に奉仕する内親王が潔斎のため居住された後で、三つの祠があり、中央に天照大神を祀り、左右に愛宕、弁財天神を祀っています。歴代天皇は未婚の皇女を神宮に奉仕せしめられ、これを斎宮(さいぐう)といいました。斎宮に立たれる内親王は、まず皇居内の初斎院で一年余り潔斎されてからこの野宮に移り、三年間の潔斎の後、初めて伊勢に向かわれましたが、その時行列を斎王群行といいました。斎宮は垂仁天皇の時に皇女倭姫命をして奉仕せしめられたのが始まりで、その後北朝時代14世紀後半に廃絶しました。野宮は源氏物語にも現れ、謡曲、和歌などに謡われていますが、黒木の鳥居や小柴垣は昔のままの遺風を伝えています。(駒形高札より)
昔も今も変わらぬ風情を保ち続ける、野宮神社辺りの竹薮です。(中秋の早朝の風景です)
修業中の雲水の一団が冷気が漂うなか、朝の托鉢に出掛けていきます。
静かな佇まいを見せる、「野宮神社」です。
昨秋11月下旬の紅葉に映える早朝の野宮神社です。
「三つの祠」が並んでいます。
「斎宮行列」当日の野宮神社です。
縁結びの神様で、祈願する人の波が続いています。
「斎宮行列」の「修祓の儀」が始まりました。
行列がいよいよ野宮神社を出発し、華麗な王朝絵巻を繰り広げます。
「文官」の列です。
「監送使長」です。
文官の列が続きます。
「斎宮代」の列です。
「斎宮代」です。
「斎宮」の身辺雑事を司る「女儒」たちの列が続きます。優雅な衣装をまとい行列は続きます。
「火炬小女」(ひたきのしょうじょ)と「戸座」の列です。
「女官」の列が続きます。
「官人」の列が続きます。
行列は野宮神社を出て、JR嵯峨駅を経て、天龍寺の前を通り渡月橋に至り、その後大堰川畔にて禊の儀を行います。
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