比叡山の麓の山間部に広がる八瀬の里、昭和24年(1949年)に京都市左京区に編入されました。若狭街道沿いに集落があり、鴨川の支流、高野川が流れる風光明媚なところです。宮中行事に奉仕する八瀬童子の里でもあり、10月の夜に行われる赦免地踊りは、郷土芸能として広く知られています。この赦免地踊りを見学するために、八瀬の里を訪れました。
左京区役所八瀬出張所がある中心地です。
高野川沿いにある、昔ながらのかま風呂温泉の風景です。
家々はは田畑の中に寄り添うように建っています。
美しい高野川の清流です。
八瀬の人々の氏神様をお祀りする八瀬天満宮社です。ご祭神は菅原道真です。また壬申の乱の際、この地の「かまぶろ」で、矢傷を癒した天武天皇以来、江戸時代まで矢背天神宮と呼ばれていました。この天満宮には、九つの摂社が祀られており、天満宮本殿の南側に秋元神社があります。
石段を上がり、鳥居をくぐると、広い参道が田畑の中に長く続いています。
奥まったところに境内があります。
長い石段が続いています。辺りは鬱蒼として静かな佇まいです。
苔むした「狛犬」が迎えてくれます。
「天満宮本殿」です。
「本殿」の南側にある「秋元神社」です。幕府老中、秋元但馬守をお祀りしています。
「社務所」です。
「摂社」です。
「赦免地踊」の舞台です。前の広場では、灯籠着による「灯籠廻し」などが行われます。
境内には杉の大木が多くあります、「区民の木」と名づけられた杉の大木です。
「弁慶の背比べ石」です。弁慶が比叡山より運んで来たと言われています。高さは6尺3寸2分(1.92m)あります。
「矢負地蔵尊」です。天満宮社の大鳥居のそばにひっそりとあります。
多くのお地蔵さんが祀られています。
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