松尾大社は、大宝元年(701年)に社殿が創建された、京都で最古の神社の一つです。
ご祭神は、大山昨神(おおやまぐいのかみ)、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)です。
境内の面積は松尾山を含め約12万坪と広大なものです。
太古の昔より、この地域に住む住民が松尾山の山霊を頂上に近い磐座(いわくら)に祀って、畏敬したのが始まりと伝えらています。
その後、太秦からこの地一帯に勢力のあった、秦氏一族が氏神様としてお守りし、桂川に堤防を築き、堰を作り、用水路を張り巡らし、農地を開拓していったと言われています。
その水路が、一ノ井川として現在も境内に流れ、名残を留めています。
また、秦一族の特技として酒造りがあり、室町時代以降、「日本第一酒造神」として全国の酒造家の信仰を集めています。
阪急電車、松尾駅前の平成大鳥居です。
横にはさすがに酒造の神様、神酒器のモニュメントが設置されています。
大鳥居をくぐって、長い参道を進んでいきます。
正面の鳥居です。
参道は楼門へと続いています。
楼門です。
左右に随神を配し、江戸時代初期の建物と言われています。
左右の随神です。
拝殿です。
本殿(重要文化財)です。
室町時代応永4年(1397年)の建立です。
昨年、(平成25年)、嵐山や桂川流域を襲った台風18号の降雨で、松尾大社ご本殿の裏山の斜面が倒木し被害が出ましたが、その跡に巨岩が現れて話題となりました。
その巨岩です。
「撫で亀さん」神使の「亀」です。
亀は長寿のシンボルとして親しまれています、撫でることによってその霊にあやかりご利益を授かります。
恋愛成就、夫婦和合の相生の松です。
この古木は、相生の松として350年の樹齢を保っていましたが天寿を全うし、名松の大株としてその霊徳にあやかろうと信仰されています。
庭園や亀の井、磐座の巡拝口となっています。
まだ早朝で入ることが出来ませんでした。
境内にはお酒の資料館もあります。
さすがにお酒の神様、酒造家寄進の大灯籠です。
一ノ井川からの手水舎とご本殿です。
一ノ井川参道の石橋です。
山吹が咲き乱れる一ノ井川です。
一ノ井川一帯は山吹が見頃です。
山吹はバラ科の低木で、桜が散る晩春に開花します、黄金色に輝き鮮やかです。
花言葉は「崇高、気高い」とされています。
この松尾大社の境内、特に一ノ井川周辺には,目を瞠るばかりに咲き乱れ有名です。
コメントする