灘の酒蔵 「白鶴酒造資料館」

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  阪神電車の西宮駅に、灘の酒蔵の地図が置いてあったので、ちょっと興味を引かれて酒蔵巡りをしてきました。

 JRの住吉駅から六甲ライナーに乗換えて、住吉川沿いに南下、南魚崎駅で下車しました。
 この辺り一帯は、灘の酒造の「魚崎郷」と呼ばれている地域です。
 そこで酒蔵の道の標識と地図を頼りに、まず菊正宗酒造記念館、そして桜正宗記念館、魚崎八幡宮を経て、浜福鶴吟醸工房と廻り、最後に白鶴酒造資料館と立ち寄りました。

 京都伏見の酒蔵を想像していましたが、阪神大震災での壊滅的な被害で、どこの酒造会社も近代的な建物に姿を変えており、昔からの酒造会社の面影をしのぶ事は無理のようでした。

 いずこの記念館も同じような展示でしたが、浜福鶴吟醸工房では、現在の酒造の工程などを硝子越しに眺める事ができました。



 最後に訪れた、白鶴酒造資料館をご紹介します。
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 案内パンフレットです。
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 資料館の全景です。新しく建築された二階建ての資料館です。
 左側には、大きな酒造工房が奥まで連なっています。
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 資料館の入口です。
 大正初期に、本店一号蔵として使用されていた建物です。
 大震災で被害を受けましたが、修復再建されました。
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 1階の一部は売店となっています。
 また資料館として、現代の酒造りの工程など図解説明し、また歴史などを紹介しています。
 2階は昔の酒造りの工程を、豊富な道具類などと、人形を使って順序よく見る事ができます。
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 2階の全景です。
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 同じく2階の全景です。
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 1階の入口を入れば、この大きな貯蔵桶が目の前に現れます。
 重量物をわずかの力で上げ下ろしするための、「阿弥陀車」と呼ばれる道具と、「酒槽」(さかぶね)で度胆を抜かれます。2階と吹き抜けになっています。
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 阿弥陀車の上部です。
 八角形の車輪と車軸で作られており、その形が阿弥陀さんの光背に似て、この名前が付いたそうです。
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 酒造りの工程が順序良く展示されています。
 工程は 洗米(せんまい)蒸米(むしまい)放冷(ほうれい)麹取込み(こうじとりこみ)酛仕込み(もとしこみ)醪仕込み醪出し(もろみしこみ)上槽(じょうそう)滓引き火入れ(おりびきひいれ)貯蔵(ちょぞう)樽詰(たるづめ)となっています。
 元蒸し米の工程です。
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 使用された諸道具の展示です。
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 放冷(ほうおい)です。蒸した酒米を均等に冷やします。
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 酛摺り(もとすり)です。酵母を擂り潰す作業です。
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 最後の工程です。
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  桶の色々の種類が展示されてます。酛卸桶 試桶 半切桶 酛半切 水半切 洗半切 洞半切など。
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 貯蔵樽です。鏡開きに使用する鏡樽です。
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 商標の変遷を見せています。
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 広告用のポスタ写真に使用した舞子の図です。
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 蔵人(くらびと)の食事風景です。
 住込みでの厳しい酒造りの合間の楽しみの一つ食事風景です。
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(寄り道) 
 帰りに谷崎潤一郎の旧家、倚松庵(いしょうあん)別名「細雪の家」を訪れましたが、この日は内部見学は出来ませんでした。
 この家に昭和11年(1936年)から昭和18年(1943年)まで、松子夫人や妹たちと住み、細雪を執筆した舞台となった住まいです。
 但し、他の場所にあった住まいを、平成元年に、同じ東灘区のこの地に移設復元されたものです。
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 入口には石碑が据えられていました。
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(メモ)
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このページは、Kが2014年2月11日 09:51に書いたブログ記事です。

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