恒例の京都御所の秋の一般公開が今年も10月31日から11月4日まで実施されました。
久し振りの京都御所の見学でしたが、多くの人が列をなしているのには驚きました。外国の観光客も多く、バスが何台も駐車場に入っていきました。
見学コースも順路が決まっていて、約一時間余りの所要時間でした。
宮内庁京都事務所発行の案内パンフレットです。
御所公開、順路図です。
「宣秋門」です。ここから入場します。普段はこのように閉じられています。
一般公開の時には使用されます。
まず「宣秋門」から入場して、最初の「御車寄」です。
昇殿を許された者が参内する時の玄関です。諸太夫の間や清涼殿、小御所とつながっています。
「諸太夫の間」 参内した者の控えの間で、身分によって部屋が分かれています。格の高い順に、虎の間、鶴の間、桜の間となっています。
「諸太夫の間」
桜図 原 在照
鶴図 狩野永岳
虎図 岸 岱
「新御車寄」全景です。
「新御車寄」大正4年、大正天皇即位礼に建てられたもので、大正以後の天皇、皇后両陛下の玄関です。
「月華門」 紫宸殿を取巻く出入口の一つで、回廊によって仕切られています。
「承明門」 京都御所の正面、建礼門から、紫宸殿に向かう正門です。奥、真正面に紫宸殿が見えます。
「建春門」 京都御所への入口の一つです、東南部にあります。
「日華門」 紫宸殿に入る一般出入口です。
回廊が紫宸殿の南庭を囲むように巡らされています。
「紫宸殿」全景です。 日華門より眺めています。
「左近の桜」です。
「紫宸殿」は即位礼など重要な儀式をを行う、最も格式の高い正殿です。
大正天皇、昭和天皇の即位礼もここで行われました。
中央に高御座(たかみくら)があります。
即位の儀式に天皇の御座として用いられるものです。
「右近の橘」です。
「紫宸殿」全景です。
「清涼殿」 平安時代の内裏では、天皇の日常生活の場として使用された御殿です。
「紫宸殿」と「小御所」の仕切り門です。
「御池庭」 「小御所」と「御学問所」の前に広がる御池庭です。
池を中心とした回遊式庭園です。
どの場所からも、様々な景色が楽しめるように作庭してあります。
「小御所」全景
諸種の儀式が行われ、武家との対面にも用いられた場所です。
寝殿造りと書院造りの混合した様式の建物です。
昭和29年に鴨川で行われた、花火大会の飛び火で焼失、昭和33年に復元再建されたものです。
東遊(あずまあそび)(日本古来の歌舞)で風俗歌に合わせて舞います。
「蹴鞠の庭」と「御学問所」です。
この場所で蹴鞠が催され、天皇がご覧になったそうです。
「御常御殿」前に広がる「御内庭」です。
奥に茶室があります。
「御常御殿」 南面です。 御常御殿は天皇の日常の住まいです。
襖絵です。
「御三間」 七夕や盂蘭盆会などの行事に使用されました。
「清所門」(出口)への順路です。
「清所門」(出口)です。普段は京都御所への入場、退出はこの門を使用されます。
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