京都の夏の風物詩として名高い恒例の五条坂の「陶器まつり」。始まりは大正9年、清水焼発祥の地、五条坂に店を構える陶器店が、大谷本廟、六道珍皇寺へのお盆のお参りの人々を目当てに、一年に一度のバーゲンを始めたのが始まりです。その後、全国の窯元や卸店など400店が参加して、我が国最大規模の陶器まつりとして毎年8月7日から10日まで、多くの人に親しまれ賑わっています。特に最近では、若い陶芸家が南側歩道に意欲的な作品を展示しています。
「陶器まつり」の西ノ端は、まず鴨川に架かる五条大橋を渡った京阪五条駅から始まります。
「京阪清水五条駅」から東に延びる五条通り幹線を挟んで「北側」と「南側」に出店をしています。テントの屋台が並んでいるのが見えます。
五条通りを東山に向って歩くと「大和大路通り」の角に道標が立っています。
陶器店が建ち並ぶ店舗と出店が、左右に所狭しと続きます。売り手と買い手の陶器に関する蘊蓄や、値段交渉はそばで聞いていても楽しいものです。
「五条坂」のほぼ中央に「若宮八幡宮」があります。別名「陶器神社」と呼ばれています。創建は天喜元年(1053年)後冷泉天皇の勅願によって、源頼義が勧請したといわれています。
長い石畳の参道が続いています。その参道に「京都造形芸術大学」の学生さんによる「戦後70周年×琳派400周年」をテーマに、地元の窯元さんたちが提供した陶器を使用し、陶器人形の展示が行われています。
「風神」像です。
「雷神」像です。
「ハレ神」像です。 (怒り悲しみそして希望)と銘うってあります。
「自転車妖怪」です。 (捨て置いて新たな二輪に不倫する)と表示されています。
「二の鳥居」を潜ると正面に「本殿」が見えます。
「本殿」です。照応3年(1654年)の建立で、八幡三神を始めとし、陶祖神 椎根津彦命が祀られています。
「蓬莱石」です。本殿の片隅に埋もれていたものを、650年ぶりに世に出された、御神威あらたかな石といわれています。
「鍾馗神社」です。古くから京都の町家の玄関庇の上に、守り神として置かれている鍾馗さん。今はだいぶ少なくなっていますが、まだ街中のあちこちに見られます。
「区民の誇りの木」「クスノキ」の大木です。
本殿横の「庭園」です。東門に通じています。
「若宮八幡宮」を出て「東山通り」に向かいます。「清水寺」に近く、多くの観光客も訪れています。
「東山通り」に出てきました。
「東山通」を隔てて「大谷本廟」が大きく広がります。
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