観に行った人、誰に聞いても「すごく良かった!絶対オススメ!!」と言われるほどなのに、マンハッタンでは 2 ヶ所でしか上映されていない「ライフ・イズ・ビューティフル(LIFE IS BEAUTIFUL)」を、ようやく観ました。どうだった?と聞かれたら、私も「すごく良かった!絶対観なきゃだめ!!!」と答えるでしょう。ストーリーも何も知らずに観に行ったので、前半「???」で途中からびっくり(@_@)だったのですが、とにかく最高の映画でした!
舞台はイタリア。映画はイタリア語で、英語の字幕です(^_^;)テーマは「家族の愛」(りえぴん解釈(笑))。具体的には戦争の悲劇が描かれているのですが、決して、それが悲惨だった、といいたいわけではなく、そのような状況にありながらも、家族を守り通した「愛」の物語なのです。
監督&脚本&主演の Roberto Benigni は、なんとコメディアン。今週の Newsweek でのインタビューによると、このような映画をつくることに反対だった人もいたそうです。つまり、コメディアンとしての彼のファンの 70% を失うからお願いだからやめて~、といろんな人に言われたというのです。でも、彼の中では、このストーリーは自然に生まれたものだったとのこと。アカデミー脚本賞候補。
テーマや描かれている状況はとてもシリアスなものだけれど、最初から最後まで、本来恐ろしいはずのシーンですら観客を笑わせることを忘れない脚本&演出、そしてそれを表現できる彼の俳優としての演技力で、この作品は素晴らしいものとなっています。
彼は「演技は the eyes and the body」なのに、字幕だと、観客はそれを追うことになり、俳優の目を見なくなるので字幕がきらいなのだそうです。この映画を観るときには、ぜひ彼の目を見ていただきたいです~(^o^)ちなみにイタリア語のタイトルは「LA VITA E BELLA」。果たして邦題は???
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