行列といえば、キャピトル・ツアー。先日乱射事件があったばかりですが(^_^;)
行列自体は、かなり地味。キャピトルの、建物から離れたところから行列が始まります。「その 1 」でご紹介した FBI 見学の日の午後行ったのですが、ぱっと見たところ、それほど長い行列には見えません。見学には 2 種類あって、ガイドつきとガイドなし。私たちはガイドなしの方に並びました(^_^)1 回に 15 人ずつで中の込み具合によって順番に入れていく感じになっています。トランシーバを使っての連絡で、スタッフから一人一枚ずつのチケットを受け取って、建物へと向かいます。
感心したのは、行列の横の、ボランティアの無料飲料水配布です。両親と小学生ぐらいの女の子の 3 人家族が、車でやってきてテーブルと水のタンク、氷などを運んできて、ミネラルウォーターを冷やし、プラスティックの小さな使い捨てカップに入れて配っているのです。その女の子に、「ボランティアでやっているの?」と尋ねたら「そうです」と答えてくれました。モール一帯で同じような水の配布を見かけましたが、どうやら教会かなにかのようでした。それでも、なかなかできることではありません!暑い中で行列をつくっている観光客の私たちにとっては文字通り「命の水」という感じで、みんな喜んでいただいていました。
行列情報最後は、「ホロコースト・ミュージアム」。こちらも人気が高いということですが、一日 1700 枚しか整理券を配りませんので、それをもらうために、朝一番から 1 時間半ほど並ばなければなりません。私たちは、10 時の開館に、8 時 45 分くらいから並んで、手にしたのは 10 時 30 分の整理券でした。数時間で夕方までのがなくなるそうです。
それにしても、ホロコースト・ミュージアムは本当にすごかったです。映画やテレビの特集などで、ある程度は知っていたつもりでしたし、写真も惨いものをいろいろ見た記憶はあったのですが、まったくそんなものは比ではない、と実感させられました。フィルムの数も相当なもので、全部見てたら一週間かかるのでは?というほどです。小さい子供は入館すらできません。それに、見る人が選べるように(とくに子供)、悲惨な映像がながれるモニターには囲いがしてあり、上からのぞきこむような形になっています。
ホロコーストにいたる背景、ホロコーストの事実 "Final Solution"、ホロコーストのその後、と 3 つのパートにわかれていて、展示はとてもうまくつくられていると思いました。宗教感に基づくユダヤ人排除の背景など、とても勉強になりました。Learning room というのも別にあったりして、通っているうちに学生なら、卒論の一本や二本は軽く書けてしまいそうなところです。日本ではあんなミュージアムは作れないでしょう。私たちも結局 3 時間以上をそこで過ごしてしまいました。
以上、ワシントン DC の行列ができる観光スポット情報でした。
最も並ぶ価値のあったものは?そうですねぇ、やはりホロコースト・ミュージアム。希少価値という点では、さすがにホワイト・ハウスも。(でも 5:00 に起きられます~?(^o^;))そして、FBI、キャピトル、の順番でしょうか。そういえば、キャピトルでは、クリントン大統領の猫ちゃん「SOCKS」の可愛い写真の絵はがきを買いました。そんなのがけっこう嬉しかったりして(笑)「America's First Cat」というのがほほ笑ましいですね。
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