レキシントン(Lexington Ave.)の 58th にあるエクスプレス(EXPRESS)でお洋服を見ていたときのことです。部屋着にショートパンツが欲しくて、ついでに T シャツもセールだし買おうかなあ、なんて思っていたら、表がとても騒がしい。。。
マンハッタンでは、救急車やパトカー、消防車のサイレンを耳にするのは日常茶飯事。この日もサイレンを鳴らした消防車が通っていて、でもほとんど気にせずにいたのですが、2 階の窓際に人が集まっているので、行ってみたら、なんと、このビルにはしごがかかっていて、消防士さんがどんどんのぼっていくではありませんか。お客さんは(私も含めて(^_^;))みんな、しばらくその様子を窓の内側から眺めていました。
このビルがもしかして火事なの??そういえば、非常ベルのようなものもなっているなあ。なんて、のんびりと構えていたのですが、店長さんのような男性が慌てて上がってきて、「火事だから外に出てください」と言ってまわっています。
えー、でもこれだけは買いたいわ、とショートパンツと T シャツを握り締めて、1 階のレジに行きました。さすがに、レジの女の子も、「もうだめなんだってー」と人ごとみたいにいいながら、「お取り置きしま~す。お名前は?」なんてやっぱりのんびりやっています。そこへまた店長さん。「はやくはやく」とせきたてるように私たちを追い出しました。
お店から出ると、当然ですが消防車がビルを取り囲んでいて、その周りにやじ馬がいて、だけど、私たちはビルの中から出てきて、なんだか変な感じです(笑)上を見上げると、4 ~ 5 階の窓から煙が出ていて、「あーほんとに火事だったんだあ」と感心しました。
仕方がないので、ブルーミングデールズに行き一周り。少し時間をつぶして戻ってみましたが、エクスプレスは完全にシャッターまで締めちゃってて、どう考えてもこの日にショートパンツと T シャツをゲットするのは不可能と判断しました。なんてことでしょ(^_^;)
そのまま、5th Ave. & 57th にある別のエクスプレスに行き、まったく同じショートパンツと T シャツのゲットに成功した私はバスに乗ってお家に帰ってきたのでした。
とりあえずお買い物はできたし、なかなかできない経験だったのかも、と納得しています。火事には気をつけよう。
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