グッゲンハイム美術館

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 アッパー・イースト・サイドのミュージアム・マイル、MET より少し上がった右手に、「かたつむり」と呼ばれる変わった建物があります。フランク・ロイド・ライトのデザインです。これがグッゲンハイム美術館(The Solomon R. Guggenheim Museum)。

 6 階まで吹き抜けのドーム状で、らせんになった回廊が展示スペースになっています。こちらは特別展。奥は常設展で、初期の作品も含めて、私の大好きなピカソがいっぱい!他、カンジンスキー、ゴッホなど現代美術が楽しめます。

 特別展は、現在「中国 5000 年展」が開催中。ソーホーの美術館(Guggenheim Museum SoHo)の方に、主に書、掛け軸、絵画が展示されていて、ミュージアム・マイルの方は壷、仏像、石像、道具などなどが集められています。漆器や陶器は精巧で美しく、多少欠けていたりしますが何千年もの昔からこんな技術があったのかと驚かされます。実際に使われていたであろう茶道具類には欲しい!と思うようなものもあります(笑)

 それにしても、狛犬の説明が「Dog」になっているのには笑いました。

 掛け軸の山水画などは墨でさらさらと描かれているように見えてきちんと遠近感があり、仙人がいて、さすが中国と思っていると単に「Mountain」だったりします(笑)アメリカ人の目にはどういう風に見えるのでしょうか。仙人や鳳凰が描かれている意味がわかるとすればすごいことです。

 私も漢文がよくわかるというわけではありませんが、たぶん人生の在り方を説いているであろう 4 字熟語の掛け軸が「Calligraphy: Four Chinese Characters」などとされているのはちょっとがっかり。せめてその Character の意味をそれぞれ解説でもしてあると良いのですが。。。

 絵画は、政治的な意味が含まれているのがよくわかります。指導者のもとで、人民が幸せいっぱいにこにこしているというようなのが多いのが面白いですね。本当に怖いくらいの笑顔。

 ところで、ソーホーとミュージアム・マイルの両方に行く予定がある場合には、「Two Museum Pass」がいいですね(^_^)日付が変わっても、もう片方の美術館に行けますし、私が行ったときには、チケットを回収されず判を押されるわけでもなかったので、「これは、また来れるってこと?(^_^)」と思っています。ちなみに、これはソーホーの方で買った「Two Museum Pass」です。

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