アッパー・イースト・サイドは、高級ブティックが並ぶマディソン(Madison Ave.)のウィンドウ・ショッピングをしたり、レキシントン(Lexington Ave.)で、デリやアイスクリーム屋さん、小さなショップなどをのぞくのが楽しいですね。
夕方からのお散歩だと、お店はすでに closed。だけど、ウィンドウには明かりが灯って、きれいなディスプレイが浮かび上がります。高価な食器や時計やジュエリーだけじゃなく、子供服のウィンドウや怪しい骨董品などもけっこう面白い(^_^)
オープンエアになっているカフェやレストランは、キャンドルを灯し始めて、ディナーの準備に取り掛かります。早い時間からすでに人がいっぱい。きちんとした身なりの老カップルや、会社の同僚とおぼしきグループなど次々に目的のレストランへ入っていきます。
そんな中、やはりおしゃれな人でにぎわっているフレンチカフェ「LE RELAIS」の前を通り掛かりました。メニューはシンプル。お値段はそこそこ。突然中から、コーヒーカップを片手に、肩くらいまでのふわふわとした髪の小柄な男性が「ハーイ」と出てきて、「How can I help you?」。どうもそのお店のオーナーらしいです。カプチーノを飲んでいたんですね。
案内されるままに、奥のテーブルへ。常連客がいっぱいで、雰囲気満点。サラダとお肉料理にグラスワイン。お味も満点。フレンチなのに、シェアも OK で気分上々。
となりのテーブルには女性二人組。ギャルソンがデザートメニューを持ってきたにもかかわらず、ずっとぺちゃくちゃおしゃべりしつづけています。かなり時間がたったころギャルソンがやってきました。「ごめんなさい。まだ決まっていないの」と平然と答える若い方の女性。さすがです。年配の方の女性は「私はいらないの」と言ってのけ、まだおしゃべりに夢中。最終的に、若い方の女性はチョコレートケーキをオーダーしていました。
私はというと、彼女が大きなチョコケーキを半分食べるまでの間にアップルパイをたいらげて、ひと足お先にレストランを後にしたのでした。
オーナーらしき男性は、相変わらずお店の中を動き回っていました。
アッパー・イーストの風景はいつもゆとりを感じさせてくれます。
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