Yankeesのホーム開幕シリーズ(対Indians 4連戦)は、2勝2敗という結果でした。このシリーズで最も話題となったのは、ホームランの数です。4試合で、20本、その数は、新球場開幕4試合では、最も多い数です。第3戦だけでも、9本です。Metsの新球場、Citi Fieldでは、開幕6試合で、10本のホームランだけです。New Yankee Stadiumは、いわゆる "Hitter's Park"とみなされるのでしょうか。
ホームランが出やすい理由については、いくつかの説が浮かんできました。ひとつは、新球場の構造、とくにGrand Standと呼ばれるUpper Deckが旧球場よりなだらかで、また、スタンドのレベルを隔てるトンネル構造が気流に影響を与えているというものです。また、21日付けのNew York Times電子版、"Over the Wall and Under the Microscope in the Bronx"によると、新球場と旧球場のフィールドの広さは全く同じであるといわれていますが、実際には、新球場の右中間は、旧球場よりも最大9フィート短いというのです。これは、その部分に埋め込まれた新しいスコアボードをストレートにしたことによるものです。その記事で引用された専門家の推測では、ライトスタンドに入った14本のホームランのうち、6本は、旧球場では、フェンスを越えることはありませんでした。
このように、様々な分析が始まりましたが、New Yankee Stadiumが打者に有利か否かの結論は、シーズン終了後のデータが出るまで待つことにしましょう。現在、最もホームランが出やすい球場トップ3は、CincinnatiのGreat American Ball Park、ChicagoのU.S. Cellular Field、PhiladelphiaのCitizens Bank Parkです。New Yankee Stadiumがそれらの球場と肩を並べることになったら、ホームランバッターが多いYankeesにとっては、決して悪いことではないかもしれません。
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