後半戦、好調なスタートを切ったYankeesは、宿敵Red Soxをホームに迎え、4連戦をSweepして、今シーズン8連敗という嫌な流れを断ち切るとともに6.5ゲームの差をつけました。
初戦は、13対6というスコアの乱打戦でしたが、残りの3試合は、白熱した投手戦でした。Yankeesの3人の先発投手は、BurnettとSabathiaが各7.2回、Pettitteが7回を無失点に抑える完璧な投球を示し、好投したRed Soxの先発陣、Beckett(7回無失点)、Buchholz(6回2失点)、Lester(7回1失点)に投げ勝ったのです。最も、3人全員に勝ち星がついたのではなく(Sabathiaのみが勝利投手)、ブルペンの踏ん張りと貴重なホームランがチームに勝利をもたらしたのでした。
第2戦は、Burnettの後を継いだブルペン全員がRed Sox打線を封じ込み、延長15回裏のA-Rodのサヨナラ2ランホームランを生み出しました。第3戦もSabathiaをリリーフした、HughesとRobertsonが相手打線を完璧に抑えました。2日連続で、Red Soxを2対0、5対0と完封したのです。最終戦は、PettitteをリリーフしたCokeが8回に打たれ逆転を許しましたが、その裏、DamonとTeixeiraの連続ソロホームランで逆転して勝利をおさめました。
結果としては、YankeesがRed Soxを圧倒したのですが、初戦を除いた3試合は、どちらが勝利してもおかしくない接戦でした。Yankeesにとっては、Boston打線が後半に入り不調であることが幸いしたともいえますが、Yankeesが接戦をものにする強さを示したともいえます。しかし、この両者の状態が今後も続いていくとは思われません。今月21日からのFenwayでの対決がさらに熱気を帯びていくでしょう。そこで、YankeesがSweepするようなことになれば、アリーグ東地区の行方が見えてきそうです。
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