Metsは、All-Star Break前、7月を5勝6敗、前半戦を42勝45敗で終え、首位Philliesに6.5ゲーム離され地区4位です。果たして、後半戦に巻き返すことができるでしょうか。微妙な状況です。
Metsは、7月を2連勝でスタートした後、首位のPhilliesにSweepされ、西地区で首位を独走するDodgersに負け越しましたが、Redsとの前半戦最後のSeriesを2勝1敗で勝ち越しました。
この間、2人の選手がRoasterに加わり、チームの勝利に貢献しました。Dodgersとの第2戦に先発したのは、不調により66日間DL入りしていた、元来のローテーション投手Oliver Perezです。5回、2失点の内容で勝利投手となりました。しかし、相変わらずの制球難で、与えた四球は7を数えました。もう1人は、Bravesとの交換トレードでRedsとの第2戦目から打線に加入したJeff Francoeurです。最初の試合で、貴重な2ランタイムリーヒットを放ち、翌日の試合でも2安打しました。今シーズン、Bravesでの成績は、250 Ave.、5HR、35RBIでした。替わりに放出した選手は、280 Ave.、2HR、22RBIの成績を残していたChurchです。果たして、このトレードにどれほどの意味があるのでしょうか。Francoeurは、Gold Gloveを受賞したこともある優れた守備を誇る選手で、また、2006年、2007年と続けて100打点を記録しました。しかし、昨年から不調となり、今年もよい結果を出すことができませんでした。まだ25歳と若く、今後に期待できる選手といえますが、Metsの打線にインパクトを与える選手とは思えません。
今のMetsに必要な選手は、ホームランの打てる強打者とエースクラスの先発投手です。Francoeurの獲得もPerezの復帰もその必要性を満たすものではありません。GMのMinayaは、トレードで新たな選手を獲得するつもりはないと公言しています。Metsは、今シーズンを諦めてしまったのでしょうか。今のところ、Reyes、Delgado、Belranの早期復帰が確約されているわけではありません。これまで、マイナーから若手の有望選手が数人デビューしました。しかし、誰もセンセーショナルな活躍をすることはできませんでした。Post-Seasonへ向けて、体制を整えるためには、メガトレードによる大型補強以外に選択肢はないといわざるを得ません。
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